買うならどっち?軽くてパワフルな理由で人気の東芝と日立の売れ筋コードレス掃除機を徹底比較
各種メーカーから販売されているコードレス掃除機。メーカー/製品ごとの特徴を知ることが、自分に合う一台を見つける近道だろう。そこで、人気家電メーカーの「東芝」と「日立」のコードレス掃除機をピックアップした。東芝にはトルネオ、日立にはパワーブーストサイクロンという人気機種がある。これらを中心に2つのメーカーのコードレス掃除機の特徴を解説していく。
ラインアップや評判は? 東芝のコードレス掃除機の魅力
東芝のコードレス掃除機は、「VC-CL1600」「VC-CL600」「VC-WL100」の3機種がラインアップしている。Amazon実売価格を見ると「VC-CL1600」が4万円前後、「VC-CL600」が3万8000円前後、VC-WL100が1万5000円前後となっている(2020年7月現在)。
「VC-WL100」はスティック本体からハンディユニットが取り外せる仕様で、スティックとハンディの2WAYで使用可能。コストパフォーマンスの高さも魅力だ。人気機種である「VC-CL1600」「VC-CL600」については後述する。
【参考】商品ラインアップ(東芝ライフスタイル公式ホームページ)
東芝のコードレス掃除機のダストカップは、分解して水洗いできる。「VC-CL1600」「VC-CL600」の場合、カップとカバー、分離ネットが分解でき、さらに本体側の排気清浄フィルターも外して水洗い可能。「VC-WL100」はダストカップ、サイクロンカップ、スポンジ、フィルターに分解可能。汚れが激しい部分を分解して水洗いできるので、清潔に使い続けられる。
「VC-CL1600」と「VC-CL600」はトルネオⅤコードレスというシリーズだ。これら2機種の特徴を見ていこう。
【参考】ペットの毛もしっかり吸い取れる東芝のコードレス掃除機「トルネオ」人気の理由
「VC-CL1600」と「VC-CL600」は、サイクロン式のコードレス掃除機だ。微細なチリや花粉を99%以上分離でき、フィルターレスサイクロン構造で目詰まりを起こしにくいため、吸引力が持続する。モーター、サイクロン部、電池をバランスよく配置した設計で、持ちやすい重量バランスを実現。そのため軽く感じる点も特徴だ。例えば「VC-CL1600」は口コミでも評判が良いが、やはり軽さと吸引力を評価しているユーザーが多い。
【参考】VC-CL1600/VC-CL600詳細ページ(東芝ライフスタイル公式ホームページ)
「VC-CL1600」と「VC-CL600」の基本性能はほぼ同じ。ただし、「VC-CL1600」には「ふとん用ブラシ」「丸ブラシ」と「すき間ノズル」が付属し、「VC-CL600」は「すき間ノズル」が付属する。
「VC-CL1600」には2色のカラーバリエーションがあり、「VC-CL1600-R」は鮮やかなグランレッド、「VC-CL1600-N」は落ち着いた色味のピンクブロンズとなっている。部屋の雰囲気や好みに合わせて選びたい。
豊富なラインアップが魅力! 日立のコードレス掃除機の特徴や口コミの評価は?
日立のコードレス掃除機はラインアップが豊富で、「ラクかるスティック」が2機種、「2in1タイプ」が1機種だ。そして2020年8月中旬には、人気シリーズ「パワーブーストサイクロン」の新機種「PV-BH900H」と「PV-BH500H」が発売。同シリーズ「PV-BJ700G」との強力ラインアップを構築する。
【参考】コードレスからキャニスター、紙パック式まで!サイクロンで強い吸引力を誇る、日立の掃除機購入時に押さえておくべきポイント
【参考】クリーナーフルラインアップ(日立公式サイト)
パワーブーストサイクロンは強力な吸引力に定評がある。後述するパワフルスマートヘッドのほかに、約5秒間吸引力を上げるターボモードを装備し、さらに部屋の隅々までゴミを吸い取れるよう、ヘッドの形状やブラシに工夫がなされている。
また、機種ごとに使いやすさにこだわりが感じられるのも魅力。例えば「PV-BJ700G」は、手もとが軽く床を掃除する際の取り回しがラクという特徴がある。
パワーブーストサイクロンのシリーズは口コミの評価も全体的に高い。評価されている点としては、軽さや吸引力のほか、ゴミの捨てやすさなどが挙がっている。
掃除機のゴミを吸引する性能には、ヘッド部分も大きく関わる。パワーブーストサイクロンの魅力の1つとして「パワフル スマートヘッド」が挙げられる。ヘッドの前後に付いたダブルシンクロフラップの作用でヘッド内の圧力を調整し、ヘッドを押した時も引いた時も軽く操作しただけでゴミを吸い込む。
新発売の「PV-BH900H」(写真)は2019年発売の「PV-BH900G」よりも0.1kg軽い、1.9kgを実現し、さらに本体設計やリチウムイオン電池の電圧を上げることでパワーも強化。デザインもよりシンプルなものとなっている。
また「からまんプレス」構造の採用により、フィルターに髪の毛などが絡まりにくくなり、お手入れしやすい。充電台もコンパクトで、使いやすさがさらに向上しているといえる。
【参考】PV-BH900H(日立公式サイト)
パワーブーストサイクロンの新製品はオープン価格だが、「PV-BH900H」の実勢価格は9万円前後となる見込み。なお、同時発売の「PV-BH500H」の実勢価格は6万5000円前後だ。
以上、東芝と日立のコードレス掃除機についてご紹介した。以前はサブの掃除機として使われることが多かったコードレス掃除機だが、性能の上がった現在ではメインの掃除機としても十分に使える。この記事を参考に、使いやすいコードレス掃除機を見つけてほしい。
※データは2020年8月上旬時点での編集部調べ。
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文/ねこリセット