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クルマは恐るべき汚れの温床だった! たった1時間でできる車内清掃のポイント5つ

汚れが目立ちにくい素材が使われているため油断しがち

フロアマットはもっとも汚れがたまる部分のひとつ。ガッツリ水洗いをして、しっかり干して乾燥させてから車内に入れること。

 クルマは恐るべき汚れの温床だった! たった1時間でできる車内清掃のポイント5つ

車内は多くの人が乗ったり降りたり。なかで休憩しながら、飲食までするという、よく考えたら家と同じぐらい、汚れる可能性がある場所だ。しかも走行中に入ってくる外気にはゴミなども含まれていたりもする。それでいて掃除を定期的にしない人も少なくない。そもそも、車内というのは汚れが目立ちにくい素材を使っているし、外光が入りやすいので、きれいに見えやすいというのはある。もちろん勘違いなのだが……。どうしたらいいのかわからないから、そのままという場合も多いだけに、今回はポイントを絞った、簡単車内清掃術を紹介しよう。【写真】汚れが溜まりやすいクルマの「すき間」6つ!1)出せるものはすべて車外に出す 家でもそうで、掃除をするのに現状のままでしようとする。せいぜい動かしたり、ずらしたりしながらだろうか。それだと、中途半端になるだけなので、下ろせるものは下ろして、できるだけドンガラ状態にしておく。クルマの場合は狭いだけに、下ろすのに苦労することもないはずだ。2)フロアマットはきっちりと洗う フロアにはフロアマットが敷かれているはず。家で言えばカーペットだ。フロアが少々汚れていてもマットを敷けば隠れてわからないだけに、逆にフロアマットはしっかりと洗ってやる。コツはガソリンスタンドにあるマシンではなく、水を流しながらブラシをかけて洗うということ。汚れがひどければ洗濯石鹸を使ってもいい。その際、生乾き臭や雑菌増殖防止のため、部屋干し用がオススメだ。洗い終わったら、完全に乾かすのも鉄則で、中途半端だと衛生的にもよろしくない。

順を追って行なっていけば1時間ほどで完了!

シートの汚れは目立たないが、実はかなり汚れているので定期的に洗ってみるのもいいだろう。

3)掃除機は徹底的にかける フロアマットも含めて、可能な限り車外に出したので、次は掃除機をかける。フロアは隅々までもれなく。シートも座面と背もたれをザッとではなく、ステッチ部分や隙間になっているお尻の部分など、開くようにして、そこにノズルを突っ込んで吸い出していく。また中腰でかけていくのが普通で、これだと目線が上からになってしまう。そうなると見えないところがあって、かけ漏れが出てしまうので、あえてしゃがんで作業するようにしたい。そうすると今まで見えなかったものが見えてくるはず。とくにシートの下はゴミやホコリ、お菓子の食べかすなどが落ちているのを発見できたりして、さらに完璧にきれいにできる。4)水拭きで完了 シートクリーナーなどがあるが、正しく使うとなると手間がかかる。効果もDIY用だと、そこそこだったりすることも。手間と効果を考えると水拭きで十分で、そもそも水の洗浄力は侮れない。コツは、まず最初にゆるめに絞った濡れタオルで全体を拭き上げたら、今度は硬く絞ったもので二度拭きしていくということ。最初に浮かして、その次に汚れも含めて取り除く感じだ。5)仕上げは細かい部分 ドリンクホルダーや収納スペースの内側、スイッチまわりやシートベルトのリリースボタンなど細かい部分も忘れずに。使うのはここでも硬く絞った濡れタオルでいい。指先を芯にしたりして、こまめに拭いていく。 以上で完了となる。出すもの出して、掃除機をかけて、水拭きするだけ。クルマの種類やサイズにもよるが、1時間ぐらいで完了するだろう。車内は形状が複雑で、複数の素材が組み合わされて作られているだけに難しそうに見えても、順にやっていけば面倒でもなければ、難しくもないので、ぜひトライしてみてほしい。

近藤暁史