早め早めのお掃除できれいをしっかりキープ!「IH調理台」のお掃除方法【家事大学 学長 高橋ゆき的お掃除の基本】vol.28
「IH調理台」のお掃除方法
火を使わずに調理ができる、安心安全なIH調理台。最近はガス台ではなく、このIH調理台を使っているご家庭も増えていますが、鍋が噴きこぼれたりすると、そのまますぐに汚れが焦げ付くなどするため、意外とお手入れが大変です。早め早めにお掃除をして、なるべく汚れを焦げ付かせないようにするのが、IH調理台をきれいに保つポイントとなります。そこで『kufura』では、今回も家事研究家で株式会社ベアーズ副社長・高橋ゆきさんが学長を務める「家事大学」のテキストなどを参考に、楽しく家がきれいになる“高橋ゆき流お掃除メソッド”をご紹介していきます。連載第28回目のテーマは「IH調理台のお掃除方法」。料理の際に飛び散った油汚れや食べ物のカス、噴きこぼれなどをこまめに取り除いて、清潔できれいなIH調理台をキープするための、楽ラクお掃除方法を見ていくことにしましょう。
IH調理台まわりの壁や床のお掃除も忘れずに!
IH調理台のお掃除というと、調理台ばかりに目がいきがちですが、調理の際は油のほか食品の汁やクズなどが飛び散るため、実は目には見えなくても調理台まわりがけっこう汚れているもの。これらの汚れは悪臭の原因にもなるので、IH調理台を掃除する際は、調理台だけでなく、そのまわりの壁や床も忘れずにしっかりお掃除する必要があります。壁や床のお掃除には、重曹水がおすすめ。まずは、水200mlに重曹小さじ3を加えて重曹水を作りましょう。スプレーボトルに重曹水を入れて壁や床にスプレーし、雑巾で一定方向に拭いていきます。拭きムラを防ぐために、重曹水は汚れに直接かけないようにします。最後に水拭き、乾拭きで仕上げれば、お掃除は完了。壁や床がサッパリときれいになりますよ。
掃除の前に4つのアイテムを準備しよう!
IH調理台をきれいにするために、まずは次の4つのアイテムを用意してください。(1)食品用ラップ(2)スポンジ(3)クリームクレンザー(4)ふきん
実践!IH調理台の楽ラクお掃除方法
では早速、IH調理台のお掃除を始めていくことにしましょう。作業手順は以下のとおりです。(1)ラップをクルクルと丸める食品用ラップを10cmくらいの長さに切り取り、くしゃっと丸めます。この際、少しだけ角を作るのがポイントです。丸めたラップは研磨力がありますが、素材にはキズをつけにくいため、表面にキズがつきやすいIH調理台のお掃除にピッタリです。(2)クリームクレンザーをスポンジにつけるIH調理台のお掃除には、油汚れに強く、研磨力のあるクリームクレンザーがピッタリ。まずは、スポンジにクレンザーを適量とります。(3)丸めたラップにクリームクレンザーを移しとるスポンジにつけた(2)のクリームクレンザーを、(1)の丸めたラップに移しとります。こうすることにより、直接ラップにつけるよりも、クレンザーがラップにまんべんなくいきわたります。(4)円を描くようにクルクルと磨くクリームクレンザーを移しとった(3)のラップを手に持ち、小さな円を描くようにIH調理台の表面をクルクルと磨いていきます。力を入れすぎると表面にキズがついてしまうこともあるので、力を入れすぎないよう気をつけましょう。(5)ふきんでしっかりと水拭きする最後に、固くしぼったふきんで水拭きをします。IH調理台の表面にクレンザーが残っていると白浮きしてしまうので、水拭きでしっかりとクレンザーを拭き取るようにしてください。