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Sep

アイロボット、ダスト容器が水洗いでき90分稼働、5万円以下の中堅機「ルンバ e5」

ルンバ800シリーズの後継となるロボット掃除機。水洗い可能なダスト容器や稼働時間の拡大、低価格化など、使いやすさとともに、導入しやすさを目指した機種だという。ルンバ800シリーズからの変更点は4つ。

1点目は、日本法人からの要望により、ダスト容器が水洗い可能となったこと。従来機は、ダスト容器内にモーターが配置された構造だったため、水洗いができなかった。本機では、本体の設計を刷新したことで、ダスト容器からモーターがなくなり、フィルターを取り外しさえすれば、水洗いが可能になった。

水洗い可能になったダスト容器ダスト容器ダスト容器に搭載されるフィルター。これは水洗い不可

2点目は、稼働時間の拡大。バッテリー容量には変更がないとしているが、電力を効率良く利用できるように改良されたため、通常清掃時の稼働時間は、ルンバ800シリーズの1.5倍である90分に拡大された。

3点目は、ゴム製のデュアルアクションブラシの羽根の改良。羽根を長くしたことで、清掃時に床材とより密着できるようになり、吸引力が向上したという。

デュアルアクションブラシデュアルアクションブラシは、引き続き取り外し可能「ルンバ e5」のデュアルアクションブラシは羽根が長い「ルンバ 800シリーズ」のデュアルアクションブラシは羽根が短い

アイロボット、ダスト容器が水洗いでき90分稼働、5万円以下の中堅機「ルンバ e5」

4点目は価格。800シリーズ発売時の希望小売価格は、ルンバ880が76,000円、ルンバ870が66,477円だったが、本機は49,880円で、5万円を切る価格を設定。「1家に1台」のキャッチコピーを掲げ、広く普及させるための戦略的なモデルだとしている。

従来モデル同様に、「AeroForce(エアロフォース)3段階クリーニングシステム」を搭載。デュアルアクションブラシの1本目がゴミを浮き上がらせ、2本目が逆回転することで、床にピッタリと密着し、ハイパワーモーターで強力に吸引する。

数十のセンサーと40以上の行動パターンを搭載し、部屋の状況を毎秒60回以上も判断しながら、最適な清掃を行なう高速応答プロセス「iAdapt」や、汚れが多い場所をセンサーで感知して、集中的に清掃する「ダートディテクトテクノロジー」も引き続き搭載。

2.4GHz帯の無線LANを搭載し、スマートフォン専用アプリ「iRobot HOME」と連携することで、外出先からの清掃や、清掃完了通知とレポート、スケジュールによる清掃も行なえる。Amazon AlexaとGoogleアシスタントを搭載するスマートスピーカーでの音声操作も可能。

ホームベースヘ自動で帰還する「自動充電」や、エラーメッセージ、ソフトタッチバンパー機能なども引き続き搭載される。

本体サイズは、351×92mm(最大幅×高さ)で、重量は約3.9kg。充電式リチウムイオン電池を搭載し、充電所要時間は約3時間。本体カラーは、チャコール。デュアルバーチャルウォール1個、ホームベース、電源コード、交換用フィルター1個が付属する。

なお、ルンバ800シリーズは、市場在庫がなくなり次第終了するという。

本体裏面「ルンバ e5」(写真左)と「ルンバ 800シリーズ」(写真右)の本体裏面を比較「ルンバ e5」と「ルンバ 800シリーズ」のダスト容器を外したところダスト容器を外して吸込口側を覗き込むと、「ダートディテクトテクノロジー」用のセンサーが見える(画面中央の黄色い丸)清掃を行なう「ルンバ e5」