【1万円台でどこまでイケるか】第1回：ルンバみたいな「水拭き機能つきロボット掃除機（19800円）」の性能は…

ルンバみたいな「ロボット掃除機」が欲しいよ〜。しかも単なる掃除機じゃなく「水拭き機能」の付いたヤツが欲しいよ〜。でも “本物” は高いから買うのを躊躇（ちゅうちょ）しちゃうよ〜……ということで！

ソレっぽいのを1万円台で探してみることにした！

なぜ1万円台なのかというと、私の経験上、1万円以内だと “オモチャに毛が生えた程度” のモノが多いからだ。しかし2万円以上だと “本気” になり……。お試しと本気のちょうど中間が1万円台だと思うからである。

ということで選んでみたのが、Amazonに売っていた水拭き機能つきロボット掃除機『Honiture Q5ロボット掃除機 Wi-fi接続 アプリ対応（以下省略）』である。ちなみに、あまり信用はできないがAmazon評価は星4.5（215）といった具合。

なお私は定価の19800円で購入したが、今現在（2022年2月17日）は14130円まで値下げされているので、買うタイミングには要注意。定価さえ18980円になっているのだから、値付けは適当もいいとこだ。

それはさておき、箱の中には、本体、水拭きユニット、ブラシ、リモコン、充電スタンド、説明書、境界線テープ（磁気ストリップ）……などが入っており、

専用アプリで家のWi-Fiと接続すればセットアップは完了となる。……が！　このアプリがけっこうアホで、例えば言語設定を日本語に設定……できないかと思いきや、再起動したらできていたりと、なかなかに不安定。

しかしながら、そのあたりの「アプリの出来の悪さ」も “慣れ” ればモーマンタイ（無問題）。こういった中国家電の謎アプリを何度か使ったことのある人であれば、少し苦戦しながらも使いこなせることだろう。

逆に言えば、これ系の不安定かつ日本語も怪しいアプリ等に慣れていない人だと、Wi-Fiの接続すら難しいかも……？　てな感じで、ある程度 “上級者向きの商品” と考えた方が良いかもしれない。難易度は「中」だ。中国なだけに。

とはいえ、その壁を乗り越えたら……

実に健気に働いてくれる。

落ちそうで落ちないし……

細かい隙間まで入ってくれるし、

スケジュール設定もできるし、

動いた場所を自動マッピングも！

まるまる1日、2回の掃除で……

もうこんなにゴミが取れた！

水吹きユニットを取り付けたら……

水拭きもバッチリ！

そりゃ完璧とは言えないけれど、

こんだけ拭けてれば大満足よ。

それよりなにより……

なんだかめちゃくちゃ可愛いのだ。

日を追うごとにつれ、使えば使うほど……

なんかもうペットのような存在に！

そんな感情が爆発したのは、使用3日目あたりのこと。なんとなく会社で仕事をしながらロボット掃除機のことを思い出し、「掃除させてみようかな」と遠隔的に掃除ONしたところ……

少し動いて、狭い範囲を行ったり来たり……

さらに「エラー」まで出ている始末。

一体何があったのか？　やはり1万円台だから、もう壊れたのか？　ともあれ、帰宅し、玄関のドアを開けてみると……

＼ガーーーーーッ！／

（落ちてしまいましたァ〜〜！）

──と、ドアを開けた私に駆け寄ってくるではないか！　そう！　ドジなこの子は玄関の段差から落ちてしまい（おそらくその際に右の衝突センサーがエラーを出した）、その後は狭い土間部分で行ったり来たりしていたもよう（←萌え〜）。

そこに私が帰宅してドアを開けたもんだから、「ワーッ！」と駆け寄ってきたというわけなのだ。それはまるで、ご主人様の帰宅を待つワンちゃんのように……！　か、か、かわいすぎる……!!!!　もはや生き物やん！

・まとめてな感じで、1万円台の「水拭き機能つきロボット掃除」は、実用的にも、そして愛着的にも大満足の内容。しいてデメリットを挙げるならば、

・音がけっこうウルサイ・アプリが怪しい・本体、たまにドジやる

──てな感じだろうか。

もちろん、1万円台クラスでここまでイケるなら、もっと高いクラスの性能は……!?　果ては “本物” の性能は？　と上を見たらキリないが、2万円以内でこの性能なら大変お買い得であると私は思う。買うか迷っている人がいたら、私の答えは「買い」である。かわゆす〜！

執筆：GO羽鳥Photo：RocketNews24