経済・IT ステンレス板を切ってロボット・アームが形作るボディー。折り紙に触発されたEVスクーター「STILRIDE SUS1」
ロボットに折らせたバイクってどゆこと?
あたかも日本の折り紙を作るように、ロボット・アームでステンレス板を切って折って組み立てる、STILRIDE社のEVスクーター「SUS1」。名前は「スポーツ・ユーティリティー・スクーター・ワン」が由来となっています。
一枚板を折って作るとムダが少ない
100%スウェーデン製のステンレスで作るので、材料を輸入する必要がなく、折って作ると通常のスクーターより重量が40%、部品が70%、材料のコストが20%、それに人件費が25%も削減できてしまい、ステンレスの再利用率も向上するのだとか。折り紙のポテンシャル、凄いですね。
街乗りで2度見されそうなデザイン
ステンレスの銀色が、デロリアンやサイバートラックみたいでシブいですよね。ステップ周りは電車の網棚みたいですが、流れるようなデザインはアール・ヌーヴォー様式を思わせます。
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バッテリーは48Vで、ハブモーターは125cc相当の11kW。最高時速100kmで120km以上の距離を、どんな地形でも走られるよう作られています。専用アプリと接続するコネクテッドカーでもあり、 オーリンズのリアサスが衝撃を吸収 、ISRのツイン・ピストン・キャリパーとディスクブレーキで制動性もバッチリ。倒立フォークが好きな人にもタマりませんね。
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「SUS1」は近日発売予定とのこと。今後はSDGs的に、折り紙工法が流行るでしょうか? 日本人としてちょっと期待したいです。
Source: YouTube (1, 2), Instagram via STILRIDE via designboom