ストレス激減! スティック型なのにゴミ収集機が分離したパナソニック掃除機に大満足
新しい掃除のスタイルを提案
本体とヘッド部が別体のキャニスター掃除機が主流だったのは、すでに過去のこと。いま掃除機といえば、一体型のスティッククリーナーを真っ先に思い浮かべる人も多いはず。なかでも、充電池を内蔵したコードレススティッククリーナーが人気で、「スティッククリーナー」といえば、だいたい「(充電式の)コードレススティッククリーナー」を思い浮かべるのではないだろうか。
コードレススティッククリーナーは充電式ということもあって、使う際に電源コードと電源コンセントの位置を気にせず、家の中を動き回って自在に掃除できるのが最大のメリット。
では、デメリットはといえば、「ダストボックスに溜まったゴミの処理」だろう。掃除が終わったあとに、こまめにダストボックスを掃除する必要がある。ダストボックスにゴミを溜めたままだと、一般的に吸引力が落ちる。さらに、ダストボックス内にゴミやホコリを溜めたままでいると、特にホコリがこびりついて落ちづらく……掃除しづらくなってしまう。そんな悪循環が始まる。
一般的に、多くのゴミを溜めたままでも吸引力が落ちないスティッククリーナーは無いといえるし、ダストボックス内がキレイなほど、高い吸引力が持続する。
さらにデメリットを挙げれば、そのダストボックスのゴミ処理時に、室内にホコリが舞いやすいことだ。せっかく掃除をしたのに、ホコリが舞うのは嫌なもの。さらにダストボックスにこびりついたホコリを、手を汚して取り除く行為は、不快だろう。意外と、紙パック式のコードレススティッククリーナーが、今でも人気なのもうなずける。一方で紙パック式は頻繁に交換する必要があるため、手間を軽減できるとはいえない。
「MC-NS10K」のスティッククリーナー部これまでのコードレススティッククリーナーのデメリットを解消してくれるかも……という製品が、今回使ってみたパナソニックの「セパレート型コードレススティック掃除機 MC-NS10K」。
何がセパレートなのかといえば、スティッククリーナー本体とダストボックスを分離したということ。スティッククリーナー本体で部屋のゴミやホコリを集めるが、本体自体に溜めていくのではなく、「クリーンドック」というダストボックス内蔵の充電スタンドで収集する。
クリーンドックに立てかけるたびに、スティッククリーナー本体内のゴミが、クリーンドック側に吸引されるクリーンドックとスティッククリーナーの接続部分クリーンドックの中に紙パックがセットされているもちろん、スティッククリーナー本体にも、ゴミを一時的に溜めておくダストボックスが、全くないわけではない。だがそれは、あくまでも一時的に入れておくだけ。基本は、掃除が完了してクリーンドックに立てかけるたびに、スティッククリーナー本体内のゴミが、クリーンドック側に吸引される。
既存製品でいえば、「ルンバ」などのロボット掃除機に自動ゴミ収集機能が付いたモデル近い発想といえるだろう。
毎回、スティッククリーナー本体内のゴミが無い状態で掃除ができるため、ユーザーがメンテナンスしなくても、吸引力が下がる可能性は低い。さらにクリーンドックに立てかければ充電も行なわれる。クリーンドック内に溜まったゴミは、何週間かに一度、紙パックを外して捨てるだけでよい。紙パック式なので、ゴミやホコリが部屋を舞うことがない。
結果的に、コードレススティッククリーナー本体で掃除機がけする以外の手間が、大幅に解消される。つまり「セパレート型コードレススティック掃除機 MC-NS10K」は、これまでのコードレススティッククリーナーの弱点を、大幅に解消してくれるのだ。