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最先端3D物体回避テクノロジーで走行中のトラブルを回避 エコバックスジャパン、新型ロボット掃除機発売

家庭用ロボットメーカーのエコバックスジャパンは、T8シリーズから3D構造化ライト技術を応用した3D物体回避(True Detect)テクノロジーと、同社が開発した自動ゴミ収集機の最新モデル自動ゴミ収集スタンド(Auto-Empty)を搭載したロボット掃除機、DEEBOT OZMO T8+(ディーボット オズモ T8プラス)を6月29日(月)に発売する。

同製品は、スマートフォンの顔認識機能にも使用されている3D構造化ライト技術を応用した物体回避テクノロジーを搭載し、障害物などの高さや幅、形状を立体的に検出し、走行中のさまざまなトラブルを回避することが可能に。そして、ロボット掃除機本体のゴミを自動で収集し、約30杯分のダストボックスのゴミを収容できる自動ゴミ収集スタンド(Auto-Empty)と水量を調節して吸引と同時に水拭き清掃も可能なOZMOモップシステムを標準搭載し、毎日の床掃除をさらに容易にした。また、DEEBOT OZMO T8 AIVIにも搭載のマッピングシステムTrue Mappingを同製品にも搭載し、マッピングの性能を格段に向上した。

同製品の特徴は次のとおり。

同製品は、3D構造化ライト技術を応用した特許取得済みの3D物体回避(True Detect)を搭載。カメラと投射機を組み合わせ、あらかじめ定められたストライプ状の光のパターンを物体に投影し、その光のひずみを解析して物体の奥行き情報などを広範囲で検出する。室内のさまざまな高さや形状の物体を3Dで検出するので、ペットのフンや子供のおもちゃ、クリスマスツリーなどのインテリア小物を立体的に検出し衝突を防止する。

最先端3D物体回避テクノロジーで走行中のトラブルを回避 エコバックスジャパン、新型ロボット掃除機発売

また、ロボット掃除機のブラシに電源コードやUSBケーブルなどのコード類やカーテンの裾などが絡んだり、狭いスペースで立ち往生したりする走行中のトラブルを、DEEBOT OZMO 930と比較して20%~40%軽減。

さらに、低い段差(2センチメートル以上)も検出して回避するので、段差が低いマンションの玄関などからの落下も防ぐことができるという。

同製品は、ゴミ捨ての手間を解消する自動ゴミ収集スタンド(Auto-Empty)を標準装備。同社が2010年に開発した自動ゴミ収集機をさらに進化させ、約30杯分のダストボックスのゴミを収集可能にした。自動ゴミ収集スタンドの紙パック内のゴミが満杯になると、専用アプリ「ECOVACS HOME」で知らせるので(スマート通知機能)、ゴミ捨て時期を気にすることなく使用できる。

そして今回、同社独自のデュアルダストルートを新しく開発し、ロボット掃除機からゴミを収集する際の吸い込み口を2箇所設けた。この設計により、スタンドの両側からロボット掃除機のダストボックス中のゴミを効率良く吸い込むことができる。同製品のスタンド内に搭載の密封型エコ紙パックは、H10グレードHEPAフィルタを採用。ホコリやカビなどの微細粒子を99%以上逃がさずにキャッチする。

光学式D-ToF(ディートフ)センサーを採用。光のパルスを壁に照射し反射して受信されるまでの“光の往復飛行時間”を用いて正確に距離を算出する。半径10メートルまでの物体を360度全方位の検出を可能とする。

同センサーを使ったTrue Mappingシステムは、エコバックスが独自に研究開発した特許取得済み技術。従来のレーザーマッピングと比べ、壁までの距離、家具の位置や形状を高速に測定し、測定時間を3分の1短縮し、マップ作成の精度をDEEBOT OZMO 950と比較して4倍向上させた。さらに、完全密閉型設計を採用し、従来のレーザー照射部分の故障率を低減させ、使用寿命の延長を実現しているとのこと。

同製品は、同社が独自に研究開発した特許取得済みのOZMOモップシステムを搭載。電子制御するウォーターポンプで、水量調節を4段階からアプリで選択可能。均一にモップに水を浸透させながら水拭き清掃を行う。同機能はモッププレートを装着すると、自動的に水拭き清掃モードで掃除することを認識。さらに、吸引と同時に水拭き清掃を行うことで、床についた足裏の細菌を99.26%除去することを実現したという。(衛生微生物研究センターの除菌力評価試験結果に基づく)