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Jul

何から始めるべき? 初心者が家を買う前に知っておきたいポイント

データで見る! 住宅購入世帯の年齢・予算の平均値

住宅の購入にあたって、まず意識しておきたいのはタイミングと予算に関するポイントです。ここでは、国土交通省の「令和2年度住宅市場動向調査報告書」を基に、住宅の取得に関するデータを見ていきましょう。

平均的な水準を知っておけば、購入のタイミングが早いのか遅いのか、予算が十分であるのかが判断しやすくなるはずです。

マイホーム取得時の平均年齢はどのくらい?

初めてマイホームを取得した世帯主(一次取得者)の平均年齢は以下の表のとおりです。

住宅の種類

世帯主の取得時平均年齢

注文住宅※

38.9歳

建売住宅

37.4歳

新築マンション

39.3歳

中古一戸建て

43.8歳

中古マンション

45.0歳

※建替えを除く

このように、新築住宅では30代後半、中古住宅では40代前半が平均的な取得時年齢となっています。この結果から、住宅ローンの返済期間が年齢に大きな影響を与えていると考えられます。

一般的な住宅ローンでは返済の最長期間が35年となっており、実際に住宅市場動向調査では、次のような結果が示されています。

住宅の種類

平均返済期間

注文住宅(建物のみ)

32.4年

注文住宅(土地購入含む)

34.2年

建売住宅

31.0年

新築マンション

31.1年

中古一戸建て

27.2年

中古マンション

25.3年

この結果から、比較的に取得時年齢が高い中古住宅では、返済期間も短くなっていることが分かります。また、多くの場合で、おおむね「70歳を迎えるまで」に返済が完了している計算で購入されていることも読み解けるのです。

マイホームの平均購入資金はどのくらい?

続いて、住宅の平均購入資金について詳しく見ていきましょう。

住宅の種類

平均購入資金

注文住宅

4,606万円

建売住宅

3,826万円

新築マンション

4,639万円

中古一戸建て

2,894万円

中古マンション

2,263万円

上記の結果から、購入資金は新築と中古で1,000万円程度の差があることが分かります。データはあくまで平均であるものの、新築を検討する場合は3,000~4,000万円程度の予算を見積もっておく必要があると考えられます。

マイホームの取得にはどんな意味がある? 賃貸と持ち家の違い

マイホームの購入を検討するときには、そもそも持ち家を取得することにどんな意味があるのかを正しく理解しておくことが大切です。ここでは、賃貸物件との違いを比較しながら、マイホームを取得するメリット・注意点を見ていきましょう。

マイホームを取得するメリット・デメリット

マイホームを取得するもっとも大きなメリットは、住宅ローンを完済すれば自分の資産になるという点にあります。ローンの支払いが終わってからは、住居費の負担が大幅に軽減されるため、定年後を考えて購入するケースはとても多いです。

また、賃貸とは違って間取りや設備の自由度が高い点も大きな魅力です。たとえマンションのような集合住宅であっても、内装リフォームなどは原則として自由に行えるため、賃貸との重要な違いとしてとらえられます。

一方、賃貸物件のように気軽に住み替えを行うことはできないため、ライフプランの変化を想定して慎重に検討する必要があります。また、住宅ローンを組む場合は、返済が長期にわたるため、収入低下のリスクに対応しにくい点がデメリットとなります。

特に、頭金なしでのフルローンや、ボーナス払いを前提とした計画は返済が難しくなりやすいため注意が必要です。さまざまなリスクに備えて、ゆとりのある返済計画を立てることを意識しましょう。

「家賃と同額」は危険? 毎月返済額の設定方法

住宅ローンの借入額を検討するときには、毎月どのくらい返済していけるかを明確にしてシミュレーションを行うといいでしょう。このとき、特に注意しておきたいのは「家賃と同額に設定する」ことのリスクです。

なぜなら、持ち家は賃貸物件と異なり、固定資産税や修繕費用などのコストが発生してしまうためです。また、変動金利型の住宅ローンを利用する場合は、途中で金利が上昇してしまうリスクにも目を向ける必要があります。

そのため、家賃よりも少し低く見積もって返済額を設定することが大切です。一般的に、無理のない返済計画の目安は、「年収に対する年間返済額の割合(返済負担率)が25%以下」の状態とされています。

つまり、毎月返済額としては、年収の48分の1以下であるかどうかが1つの基準になるということです。たとえば、年収480万円なら月10万円までとなります。まずは無理のない返済額を設定して、そこから現実的な予算を決めていきましょう。

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「一戸建てorマンション」と「注文住宅or建売住宅」の特徴を比較

マイホーム選びで最初に迷ってしまうポイントとなるのが、住まいのタイプやプランです。ここでは、住まい探しの第一歩となる「一戸建てとマンションの違い」「注文住宅と建売住宅の違い」の2点について詳しく解説します。

一戸建てとマンションの違い

一戸建てとマンションの違いを比較するときには、「住み心地」「金銭的な負担」の2点に目を向けておきましょう。両者の主な違いは以下の表のとおりです。

一戸建て

マンション

間取りや広さ

・自由に選べる

・各部屋の独立性が高い

・選択の自由度は低い

・生活動線がワンフロアにまとまる

設備

・必要なものを自由に選択可能

・共用設備が充実している

セキュリティ

・防犯設備は自分で整える必要がある

・充実した防犯設備が整えられている

日当たり・風通し

・窓の自由な配置が可能

・高い採光性・通風性が期待できる

・高層階なら日当たりも風通しも良い

・気密性が高い

交通利便性

・閑静な住宅街が中心

・自家用車の利用がしやすい

・駅近の好立地が多い

・自家用車の利用はやや不便

リフォーム・メンテナンス

・自由度が高い

・自己管理が必要

・制約が多い

・管理費や修繕積立費がかかる

一般的に、「より高い自由度」「広さ」を求める場合は一戸建て、「便利な立地」「セキュリティ・管理体制」を求める場合はマンションが適しているといえます。どちらがいいかは居住者の価値観によって大きく異なるため、家族ともしっかりと話し合いながら慎重に検討しましょう。

注文住宅と建売住宅の違い

一戸建てを購入する場合は、土地選びを含めてゼロの状態から住宅を設計していく「注文住宅」と、土地と建物をセットで購入する「建売住宅」の2つの選択肢があります。注文住宅は、予算の許す範囲内であれば、こだわりを反映させられる点が大きなメリットです。

一方、決めなければならない項目が多岐にわたるため、打ち合わせや設計には多くの時間がかかってしまいます。その点、建売住宅はあらかじめ設計が行われているため、スムーズに購入できるところがメリットです。

また、建売住宅では建材の一括購入や工程の規格化などにより、住宅性能を損なわないまま効率よくコスト削減が追求されているケースも少なくありません。そのため、注文住宅と比べると、予算を抑えやすいといった特徴もあります。

なお、注文住宅のなかには、ほとんどの項目を自由に決める「フルオーダータイプ」と、決められたプランや仕様から自由にセレクトして組み合わせる「セミオーダータイプ」(規格住宅)があります。セミオーダータイプは、自由度・予算の面で注文住宅と建売住宅の中間に位置する特徴を持っているので、選択肢の1つとして目を向けてみるといいでしょう。

立地選びのポイント

マイホームを購入するうえでは、立地選びも重要なポイントとなります。立地は人によって価値観が大きく分かれる項目でもあるため、事前に家族ともよく話し合っておくことが大切です。

ここでは、立地を決めるうえで判断基準となりやすい項目をご紹介します。

立地に関する5つの判断基準

立地を決める際には、以下のような項目が判断基準となります。

判断基準

個人的な事情としては、「夫婦それぞれの実家との距離」「学区」「持病の治療ができる病院との距離」などが挙げられます。こうした項目は、特に個別の価値観で大きく左右されるため、家族それぞれの意見をていねいに取りまとめる必要があります。

立地は予算にも大きな影響を与える要素なので、マイホームの購入を検討したら、できるだけ早い段階で話し合いの場を設けるようにしましょう。

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無料でアドバイザーに相談できる「住まいの窓口」の仕組みと特徴

マイホームの購入を検討したときには、早い段階で専門家に相談してみるのも有効です。不慣れな状態であれこれと悩んでしまうよりも、実情に合ったアドバイスを受けることで、スムーズにプランを決められるのです。

LIFULL HOME’S「住まいの窓口」では、住まいに関する専門的な知識を持ったハウジングアドバイザーが無料で相談を受け付けています。できることについて詳しく説明します。

「住まいの窓口」でできることと特徴

住まいの窓口では、「家探し・家づくり」に関する全般的なテーマについて、専門的な知識を持ったアドバイザーが相談を受け付けています。「家探し・家づくりの流れや注意点」をはじめ、「不動産会社選び」「住宅ローン・予算の組み方」など、幅広い分野について細かくアドバイスをもらうことができます。

また、住まいの窓口の大きな特徴として、「中立の立場によるサポート」が挙げられます。住まいの窓口は不動産会社ではないため、特定の会社や物件に偏らず、いつでも客観的な立場からアドバイスを行っているのです。

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さらに、事前に情報収集したい方に向けて、専門家の監修による無料の個別講座を実施しています。15種類の豊富なテーマから自分に合ったものをセレクトして、オンラインなどで受講できる仕組みです。

「住まいの窓口」のよくある質問

住まいの窓口は、具体的なプランが決まっていない段階でも利用することができます。とはいえ、初めて利用する際には、何かと不安を感じてしまうものでもあります。

最後に、住まいの窓口のよくある質問から、相談時に不安を感じてしまいやすい内容に関連したものをいくつかご紹介します。

Q:購入予定はまだ先ですが、相談してもよいですか?

A:相談可能です。住み替え時期や、どんな住まいにするか決まっていない方もご相談いただけます。

Q:1人で相談に行ってもよいですか?

A:それぞれの理想の暮らしを明確にし、すり合わせるためにも、できる限り一緒にお住みになる方全員でお越しいただくことをおすすめします。

Q:事前の準備や知識は必要ですか?

A:事前準備や知識は必要ありません。

まとめ

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