建設中の3Dプリントの家を覗いてみよう…住宅危機の解決策
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3Dプリント住宅の建設現場。
Habitat for Humanity
アメリカでは、住宅不足による深刻な住宅危機が続いている
3Dプリント住宅の建設現場。
Habitat for Humanity
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ハビタット・フォー・ヒューマニティーの中央アリゾナ支部は、この問題を解決するために、同州テンピ市に3Dプリント住宅を建設中だ
3Dプリント住宅の建設現場。
Habitat for Humanity
Source:Habitat for Humanity Central Arizona
高級住宅を手掛ける建築事務所、キャンデラリア・デザイン(Candelaria Design)と提携し、設計を行っている
テンピ市からの3Dプリント住宅に関する文書。
Habitat for Humanity
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3Dプリントは住宅危機に対処するための経済的な解決策になるだろうと、ハビタット・フォー・ヒューマニティは述べている
3Dプリント住宅の建設現場で、機械を操作する人。
Habitat for Humanity
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中央アリゾナ支部のプレジデント兼CEOであるジェイソン・バーロウ(Jason Barlow)は「アリゾナ州が直面する住宅問題を考えると、手頃な価格で住宅を所有できるようにする必要があることは明らかだ」とプレスリリースで述べている
3Dプリント住宅の建設現場で、機械を操作する人。
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Source:Habitat for Humanity Central Arizona
さらにバーロウは「我々が手頃な価格のエネルギー効率が高い住宅を、より安く、早く、廃棄物も減らしながら提供できれば、本当の意味でのゲームチェンジャーになれると考えている」とも述べた
3Dプリント住宅の建設現場。
Habitat for Humanity
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3Dプリントやプレハブといった住宅建設方法は、「伝統的」な建築に代わる実現可能な方法として、ますます検討されるようになってきた
3Dプリント住宅の建設現場。
Habitat for Humanity
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3Dプリントは、従来の建築方法に比べて、より効率的で持続可能な方法と考えられている
3Dプリント住宅の建設現場で、機械を操作する人。
Habitat for Humanity
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オランダ、アイントホーフェン市の市会議員で住宅・空間開発を担当するヤシン・トルノグル(Yasin Torunoglu)は、同国の3Dプリント住宅について「手頃な価格であることに加え、革新的な住宅コンセプトであることが求められている」と述べた
3Dプリント住宅の建設現場。
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Source:Insider
テンペ市の住宅は、3Dプリントと「伝統的」な工法の両方を用いて建設されている
3Dプリント住宅の建設現場。
Habitat for Humanity
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壁など、全体の70%から80%が3Dプリンターで作られている
3Dプリント住宅の建設現場。
Habitat for Humanity
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使われているプリンターは、ドイツに本社を置くペリー(Peri)の「BOD2(Build On Demand Printer)」だ
3Dプリント住宅の建設現場で使われている機械。
Habitat for Humanity
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ペリーはヨーロッパの型枠・足場メーカー最大手で、ドイツでは同社の3Dプリンターを使って、住宅や3階建てのアパートなどが建設されている
3Dプリント住宅の建設現場。
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Source:Insider
2021年3月にドイツからアメリカに発送された3Dプリンターは、4月にアリゾナ州に届いた。テンペ市で公式にプリント作業を開始したのは、その1カ月後だ
3Dプリント住宅の建設現場で、機械を操作する人。
Habitat for Humanity
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ペリーはBOD2を「ガントリー・プリンター」と呼んでいる
3Dプリント住宅の建設現場。
Habitat for Humanity
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プリント装置は前後、左右、上下に動く
3Dプリント住宅の建設現場。
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つまり、プリンターヘッドが建築現場のどこにでも移動できるようになっている
3Dプリント住宅の建設現場。
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作業員が他の作業をしているときもプリンターを使用することができ、人と機械が協力して作業を進めている
3Dプリント住宅の建設現場で、機械を操作する人。
Habitat for Humanity
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住宅建設は現在進行中であり、ハビタット・フォー・ヒューマニティによると2021年の8月または9月には完成する予定だという
3Dプリント住宅の建設現場。
Habitat for Humanity
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2021年10月までには「所得条件を満たした住宅所有者」が入居できるようになる
3Dプリント住宅の完成予想図。
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Source:Habitat for Humanity Central Arizona
総面積は約230平方メートルだが、居住空間は160平方メートル
3Dプリント住宅の建設現場。
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このスペースに、3つのベッドルームと2つのバスルームが配置される
3Dプリント住宅の建設現場。
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テンペ市のコリー・ウッズ(Corey Woods)市長はプレスリリースで「我々はみな、住宅価格高騰の危機に直面している世帯の切実なニーズが満たせるよう取り組んでいる。このプロジェクトは、市の枠を超えて、他のコミュニティのモデルになるだろう」と述べた
3Dプリント住宅の建設現場。
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Source:Habitat for Humanity Central Arizona
もっと知る米ミレニアル世代の過半数が住宅購入を後悔…最新調査で明らかにもっと知るボロボロのトレーラーが素敵なキャンピングカーに変身…5000ドルかけたリフォームを写真で紹介[原文:Habitat for Humanity is building a 3D-printed home in Arizona to help solve the affordable housing crisis. See how it's being constructed.]
(翻訳:仲田文子、編集:Toshihiko Inoue)
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