パナソニック、会員制サイトアプリを刷新 くらしに役立つ製品使用サポート情報の拡充と操作性を向上|企業で働くクリエイター向けウェブマガジン「CreatorZine
パナソニックは、同社の家電製品の会員制サイト「CLUB Panasonic」のスマートフォン向けのアプリにおいて、コンテンツ構成・画面デザインを一新し、くらしに役立つ家電製品の使用サポート情報の拡充や、知りたい情報にすぐにたどり着けるよう常時表示するメインメニューの見直しなどによる操作性の向上を行った。
同アプリは、2016年3月からスタートし、アプリの特性を生かして同社の主な家電製品のQRコードを読み取って登録された製品のサポート情報が閲覧できるマイ家電情報ページなどを提供している。一方では、エアコンや洗濯機、冷蔵庫、ロボット掃除機、電子レンジなどの家電はIoT化が進んでいる。
同リニューアルでは、登録された家電にあわせた使いこなし方の情報提供に加えて、新たにIoT家電においては、その使用ログデータから、使用状況にあわせたより詳細な家電の使いこなし方やメンテナンス時期・方法などの情報をアプリ上で知らせ、製品の使用サポートを強化する。
また、常時表示するメインメニューに「今すぐ相談」を新設し、どの階層からでもすぐに使い方の問い合わせや修理相談、買い替え相談などが可能に。音声入力やウェブサイトで使用していたチャットボットの利用が可能となった。さらに、登録した家電の使いこなし方やサポート情報などは、「マイ家電」からも閲覧ができ、「マイページ」にはお気に入り機能も設け、知りたい情報にたどり着きやすく操作性が向上。加えて、同アプリにソーシャルIDでのログインが可能となった。
2021年の秋には、 同アプリのログインIDとPWで、機器アプリにもログインができるシングルサインオン化を目指すとのこと。これにより、機器操作が中心の機器アプリとくらしの役立ち情報や製品サポート情報などが中心の同アプリの行き来がログインレスになり、さらに使い勝手が向上するという。
リニューアル ポイント
コンテンツ構成・画面デザインを一新し、家電の使いこなしによるくらしの役立ち情報の拡充や、知りたいことにすぐたどり着けるよう常時表示するメインメニューなどの見直しにより操作性が向上した。
機器ログに基づいたくらしに役立つ使い方の提案やメンテナンス情報などの提供を開始
これまで、商品登録後の1ヵ月間は、基本的な使い方などをメールやアプリのプッシュ通知で数回知らせてきた。今回、IoT家電においては、1ヵ月以降もよりきめ細かく、季節・購入時期・使用状況などを組み合わせて、1台1台にあった使いこなし方やメンテナンス情報などを知らせる。たとえば、エアコンなら、梅雨時、室内湿度が高い場合には、除湿モードの使い方などを紹介。また、忘れがちな消耗品の交換や、掃除などの手入れ方法を知らせる。
「今すぐ相談」を新設 音声入力やチャット形式も採用
これまで、登録している家電のサポート・オプション情報は深い階層にあった。今回、常時メニューに「今すぐ相談」を設け、どの階層からでもすぐに製品問い合わせや修理相談、買い替え相談が可能に。文字入力はもちろん音声入力での相談ができ、ウェブサイトで使用しているチャットボットを導入し、AIによるチャット形式で、迅速に回答する。
登録している家電に関する情報を「マイ家電」に集約
取扱説明書や消耗品の情報、よくある質問などの情報メニューの配置の見直しを行い、特に、よく利用される取扱説明書はわかりやすい位置に配置。ホーム画面でも表示する使いこなし方やメンテナンス情報なども表示し、登録している家電に関するさまざまな情報を集約した。
「マイページ」にお気に入り機能を追加
マイページにお気に入りを新設し、お気に入り情報にいつでもたどりつけるように。お気に入りボタンで登録したくらしに役立つ情報がマイページで一覧表示され、確認することができる。
ソーシャルアカウントのIDでのログインが可能に
アプリは、メールアドレスとパスワードで会員登録・ログインができたが、今回、利用しているソーシャルアカウントのIDでもログインが可能になった。
そのほか アプリ限定の新コンテンツ
機器ログデータを活用した「クイズ 家電からの挑戦状」や、創業者 松下幸之助氏が生前に語ったことばを、毎日1話ずつ紹介する「松下幸之助 一日一話」を掲載し、日々、楽しいコンテンツやくらしに役立つ情報を提供する