エアコンの汚れ放置でカビ増殖…フィルターの正しい掃除方法は?除菌の仕方に注意
フィルター清掃時は、エアコンの電源を切り掃除機で吸いとる
夏の酷使が終わり、エアコンは冷房から暖房へ切り替えの時期。福井県内の家電量販店によると、エアコンのフィルター清掃は掃除機が有効。除菌のためにとアルコールを使うと故障の原因になる場合もあるとし、注意が必要だ。
家電量販店「100満ボルト」(福井県福井市)によるとフィルターの清掃時は電源は必ず切る。取扱説明書に従い、フィルターを外せる場合は外して掃除機で軽く吸う。より清潔にしたい場合は水洗いする。スポンジか、軟らかいブラシにアルカリ洗剤を使う。破れやすいので裏側から優しく洗い、水で流し、水分が完全になくなるまで乾かす。
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また、新型コロナ対策で除菌用のアルコールが身近になっているが、エアコンの故障や出火の原因になるため、フィルター清掃では使わず、エアコンの表面を拭く程度にとどめるのがいいという。
同店によると、フィルターの汚れはエアコン内部に入り、冷房運転時も結露と合わさり、カビの発生・増殖につながるという。またフィルターの目詰まりは電気代もかさむ。運転時間や環境にもよるが、電気代が最大25%も増える場合も。特にたばこを吸う、料理をするなどの環境のフィルターは汚れやすいと指摘する。
理想は「1カ月に1、2度の清掃が理想」。また、フィルター自動掃除機能が付いたエアコンは、汚れを認知すると自動で掃除し、現在は年配層などを中心に人気となっているが「1年に1度の掃除で、より長く清潔に使い続けられる」としている。