複雑機構トゥールビヨンをフルスケルトンのケースに搭載。機械式腕時計「ZEROO THE ARCHER」
ZEROO FULL SKELETON TOURBILLON THE ARCHER
これまでに側面からムーブメントを眺めることができるトゥールビヨンが存在したでしょうか?ゼロタイム、オリジナルのフルスケルトン・トゥールビヨンをご紹介いたします。
ラウンド型フルスケルトンケースにCal.T1ムーブメントを納めました。ZEROOフルスケルトン・トゥールビヨンのオリジナルモデルです。今回のプロジェクトのみのグリーンカラーとなります。
スクエアケースモデルのT2です。個性と透明感ではT1+αに勝るものがあります。装着したときの存在感は圧倒的です。こちらも本プロジェクトのみで入手可能な特別なグリーンモデルです。
ふたつのT
ZEROOのフルスケルトントゥールビヨンにはふたつの形状があります。ラウンド型とスクエア型です。
2020年10月ゼロタイムは、フルスケルトン・トゥールビヨンT1 THE ARCHERを発表しました。前面裏面からだけでなく、側面からもトゥールビヨンムーブメントの動きを見て楽しめる画期的な透明感をもつ腕時計です。その際のオリジナルモデルはラウンド型(丸型)のものだけでした。
2021年新たにスクエアケースモデルを追加し特別カラーを加えた新たなプロジェクトを行います。
ZEROO T1+α ROUND CASE
T1+αは2020年に発表したT1オリジナルモデルを進化させたモデルになります。側面クリアを実現するために採用したミドルケースは水晶ガラスを素材に作ったものです。
このフルスケルトンのラウンド型ケースはZEROOの完全オリジナル設計で、全方向からの光を取り入れ、ムーブメントの鑑賞を可能にしたものです。SGRは本プロジェクトのみのスペシャルカラーとなります。
T1+αの最もスタンダードなモデルとなるSBKです。初代T1の本質を保ちながら要所においてグレードアップしています。
RBLは華やかなローズゴールドモデルです。ケース、ハンズ(針)、Dバックルを同色で統一しダイアルとストラップにはブルーを合わせています。
ZEROO T2 SQUARE CASE
今回新たに開発したT2の最たる特徴はムーブメントを収めるスクエアケース。側面がより開放された結果、明るさと透明度が格段にアップしました。
本プロジェクトのみ展開されるグリーンモデルのT2です。グリーンは2021年スイス腕時計見本市ウォッチ&ワンダーでも多くのブランドが取り扱い大変注目されているカラーです。
ZEROO T1ムーブメントのフルスケルトン感がより強調され、清々しくかつ高級感を持つ仕上がりのエクステリアとなりました。SBLはシルバーとブルーの組み合わせです。
ZEROO T2 THE ARCHER ZT002RBK
T2にもローズゴールドをラインナップしました。ケース、針、バックルがローズゴールドで統一し、ストラップにはブラックを組み合わせました。
THE ARCHER開発コンセプト
ゼロタイムがフルスケルトントゥールビヨンを開発したのは、美しいトゥールビヨンの機構を見て愉しんで頂きたいという願いからでした。
弊社は長く、日本代理店として数多くの輸入時計の販売に携わってきましたが、スケルトンのトゥールビヨンには出会ったことがありませんでした。
トゥールビヨンのムーブメントは精密で美しく、ケースや文字盤で見えなくなっていることがもったいないことであると、常々感じていました。
2018年からZEROOオリジナルの腕時計を作りはじめ、数多くの失敗をすると同時に自ら製品を作り出す楽しさを知りました。
また、我々の送り出す腕時計が、お客様に喜んで頂けることを体験し、さらに良い時計を作って喜ばれたいという思いがいつの間にか弊社の商品開発の核心になって行きました。
より良い品質の腕時計をリーズナブルな価格帯で世に送り出す。これがゼロタイムの根本方針です。
2020年10月日本で初めての試みとしてT1を開発、Makuakeプロジェクトでサポーター様を募ったところ、わずか一週間で予定していた応援枠が売り切れてしまうほどの反響を頂戴いたしました。
その後も、なんとかT1を買いたいと言って下さる数多くの方のお言葉を頂戴し、THE ARCHER第二弾のプロジェクトを始めさせて頂く運びとなりました。
前回同様ラウンド形状のT1は、素材のブラッシュアップとカラーの変更を加えました。そして、全く新しいスクエアのケースを与えたT2を開発、T1+αとは違った角度での完成を得ることができました。
腕時計の開発は自社工房でゼロからスタート
ZEROOは、ゼロタイムの東京工房でデザイン、設計、開発が行われています。技術者が工場と直接やりとりを行うため中間マージンをカット、高品質でありながら手の届くアフォーダブルなプライスでのご提供を可能にしています。
カラーバリエーション
THE ARCHERには各型3色をラインナップしています。グリーンは本プロジェクトのみの特別カラーとなります。
究極の透明感を求めて
フルスケルトン・トゥールビヨンに求めるものは「透明感」でした。
ZEROO T1は、機構を固定するためのプレートを廃し新たなスケルトンフレームを開発しました。機構をしっかりと支えることとムーブメントの全貌を見て愉しむことの両方を両立させるものに仕上がりました。
THE ARCHER|ジ・アーチャー
ムーブメントのポイントを固定するアームが弓形になっているところから、THE ARCHER(射手の弓)という名を与えました。
長針(分針)が放たれようとする弓矢のようなイメージを持ちます。
こだわったサイドビュー
ムーブメントがこれほどまでのスケルトンのため、ケースも徹底的なスケルトン構造にする必要がありました。特にこだわったのは側面からムーブメントを見て楽しめるという点でした。
時計の単なる見栄えのためではなく、トゥールビヨン・ムーブメントを見て楽しんで頂くことにこだわった結果、T1のラウンド型ケースを開発しました。ラグ部分の開発には苦労がありました。
T2は第二弾のプロジェクトの記念となる特別なスクエア形状を与えることにしました。T1+αにも勝るとも劣らない透明感を得させることに成功しました。全面と背面は柔らかな弧を描きます。
ミドルケースには「水晶ガラス」を採用
初代モデルの側面素材は強化アクリルで、これはこれで非常に優れた素材ではありましたが、今回採用した水晶ガラスはさらに一段上を行くものになります。
水晶ガラスとすることで、より高い透明度を得ることができました。見ることにおいても、また光を取り込むことにおいても、満足できる結果を得ることが出来ました。
この素材は、サファイアクリスタルと透明度が同じでありながら、コストは半分に抑えられるという面がある非常に優れた素材です。水晶ガラスの高度は「7」。サファイアガラスは「9」となりますが、ミドルケース素材としては、非常にハイレベルな数値であると自負しています。
なお、T1+αとT2の風防と裏蓋に採用しているサファイアクリスタルは、高級腕時計ブランドもこぞって使用する素材です。
デュアルスプリング
ZEROOのT1ムーブメントはゼンマイを二機搭載しています。これにより約70時間のパワーをリザーブすることが可能になります。
ゼンマイが美しく整然と巻き上がっていく緻密な様子を見ているだけで楽しい気持ちになります。
※ムーブメントは繊細な構造のため巻き上げ過ぎにはご注意ください
T1+αハイライト
T1はZEROOのフルスケルトン・トゥールビヨンのシンボリックなモデルです。スケルトンのフライングトゥールビヨン、ダブルスプリングがこの時計の真髄となる部分です。
初代モデルからインナーベゼルのデザインを改良しました。45メモリ付近を削り回転しているトゥールビヨンの動き全てが見られるようになっています。
また今作よりケースとハンズ(針)のカラーが統一されています。
フルスケルトントゥールビヨンの透明感は側面クリアからもたらされます。今回ミドルケースに使用した素材は水晶ガラス。透明度はサファイアクリスタルと同等とされ硬度も「7」、側面からの見通しがさらに透き通るものとなりました。
T1+αの裏面刻印はラウンド形状に合わせて緩やかなカーブを描くようにしました。
また付属のストラップはアリゲータ・ラージスクエア、Dバックルタイプとなります。Dは、デプロイメント(展開式)の頭文字となります。内部には、高級仕様の証、ペルラージュ(渦巻き)加工が施されています。
夜間や暗い場所でも時間の視認が行えるよう、針とインデックスはLUMINOVAを搭載しています。
T2ハイライト
今回新たに開発されたT2、スクエア型のスケルトンケースが、最たる特徴であり、T1+αに勝るとも劣らない透明感を得させるこの時計のオリジナリティでもあります。
側面クリアを実現するために水晶ガラスをミドルケース素材に選び、透け感ではT1+αに勝るものとなりました。
ミドルケース自体に大きな強度があるため、側面視野を確保するのにたいへん有利となりました。
リューズにはラバーの滑り止めが巻かれています。操作性向上に加えてワンポイントデザインとしての楽しさが加わりました。
T2は各色500本数量限定生産となり、裏蓋にシリアルナンバーの刻印が入ります。
スクエアケースにすることでこのムーブメントの全貌を面白いほどに見て楽しんで頂けるようになりました。サイドビューも楽しいのですが、T2のリアビューは相当に開放的で刺激的な見栄えになります。
強固でありながらも高い透明度を誇る水晶ガラスのミドルケースゆえ、ムーブメントが浮かんでいるようにさえ感じられます。
T2スクエアケースに合わせて専用のベルトも開発しました。取付幅25mmでしっかりとケースを支えます。レザーストラップにはアリゲータ・ラウンドスポットを選択しケースとフェイスにふさわしく、T1+αとも一味違う出来栄えとなりました。ピンバックルタイプとなります。
T2にも針とインデックスはLUMINOVAを搭載しています。
RETURN|リターン
リターンは割引率の違いで4つのパターンをご用意いたしました。下記画像をご参考にひとつを選んでください。お届け時期は2021年の9月末までを予定しております。
2本セットは最も大きな割引率を設定いたしました。T1+αとT2をそれぞれ1本ずつ選んでください。
GALLERY|ギャラリー
※このギャラリーの腕時計はプロトタイプとなり一部色等が異なります
ZEROO ORIGINAL BOX
腕時計用化粧BOXにもこだわりをもって開発しました。
ウォッチボックスとしては珍しいダブルドアタイプをチョイス、出し入れのしやすさにこだわると共に、T1+α、T2の保管場所としてデザイン性も追求しています。
JAPANクオリティ
ZEROO T1+α、T2 THE ARCHERの製造は中国で行なっています。スイス高級腕時計ブランドなども含め、今や全世界の腕時計のパーツ製造は中国の腕時計製作技術抜きには語れない状況です。
ZEROOが生み出す製品は全て、弊社東京工房で、独自設計、オリジナルデザインから商品開発を行なっています。ゼロタイムの根本方針である、高品質な製品を手の届くアフォーダブルなプライスでお届けできるよう、日々、工夫を凝らし開発に取り組んでいます。
モックアップも社内で製作、それを元に、パーツ工場との密な連絡を取り合い、パーツの仕上がりから製品サンプルに到るまで、度重なるテストランニングと厳格な品質チェックを行なっています。
この工程を中間業者を入れずに直接我々自身の手で行なうことで、スピーディな開発、確かな品質の実現、さらにコストカットを可能にしました。
また弊社東京工房では、全ての製品の最終検品と品質管理を行なっています。
基準に満たないものが出た場合は、分解から調整、再組み立てを行い、防水試験等を最終チェックを経て、品質が担保された完成品を送り出せる体制を整えています。
製品仕様
モデル:THE ARCHER (ZEROO T1α)
品番:ZT001a
ブランド:ZEROO
ムーブメント:Cal.T1 TOURBILLON(振動数:28800)
表示タイプ:アナログ
風防:サファイアクリスタル
裏蓋:シースルーバック(サファイアクリスタル)
ケースフレーム素材:316Lステンレススチール
ミドルケース:水晶ガラス
ケースカラー:シルバー&ローズゴールド
ケースサイズ:43mm
ケース厚さ:11.5mm
ベルト素材:アリゲータ・ラージスクエア(ハンドステッチ)
ベルトカラー:ブラック&ブルー
ベルト取付幅:21mm
バックル:デプロイメントバックル(ペルラージュ加工)
重量:約69g
耐水圧:3ATM
機能:夜光表示スイスLuminova(針/インデックス)
文字盤形状:ラウンド
付属品:ZEROOTIME純正化粧箱
保証期間:2年
製造委託先:中国
品質管理:ゼロタイム東京工房
モデル:THE ARCHER (ZEROO T2)
品番:ZT002
ブランド:ZEROO
ムーブメント:Cal.T1 TOURBILLON(振動数:28800)
表示タイプ:アナログ
風防:サファイアクリスタル
裏蓋:シースルーバック(サファイアクリスタル)
ケースフレーム素材:316Lステンレススチール
ミドルケース:水晶ガラス
ケースカラー:シルバー&ローズゴールド
ケースサイズ:39mm x 39mm
ケース厚さ:11.2mm
ベルト素材:アリゲータ・ラウンドスポット(ハンドステッチ)
ベルトカラー:ブラック&ブルー
ベルト取付幅:25mm
バックル:ピンバックル
重量:約64g
耐水圧:3ATM
機能:夜光表示スイスLuminova(針/インデックス)
文字盤形状:ラウンド
付属品:ZEROOTIME純正化粧箱
保証期間:2年
製造委託先:中国
品質管理:ゼロタイム東京工房
保証とメンテナンス
ZEROO T1+α &T2 THE ARCHERには、2年間の保証が付属いたします。
保証期間内に起きた自然故障について修理にかかる費用はゼロタイム株式会社が負担いたします(自然故障か物損かの判断はお品物拝見後ゼロタイムが慎重に裁定をいたします)。ゼロタイム修理センター迄とご返却時の往復送料はお客様にご負担をお願いしております。
※お客様ご自身(あるいは時計修理店等第三者)による修理跡がみられたり、裏蓋を開けた形跡がありますと保証の対象外となる場合がございます。
※保証書を紛失されますと保証を受けられなくなります。
繊細な構造をもった機械式時計のため、衝撃を加える、水気にあてるなどのお取り扱いはお控えくださるようお願いします。リューズは内部の機構をダイレクトに操作する部位のため丁寧にお取り扱いください。また保管の際は、磁気の近く、湿気の多い場所、紫外線が直接当たる場所等を避けてください。
ゼロから時計を再構築する
今や腕時計というアイテムは時間を確認する道具ではなく自己のアイデンティティを表現するものに位置付けが変わりました。
時間を確認するだけならスマートフォン、パソコン、テレビ、ラジオ等で精確な情報を得ることが出来ます。
それではなぜ人は腕時計を着けるのでしょうか。
生活に彩りを加えるため、自分の生き方を表明するため、仲間との絆を深めるため、様々な理由、哲学、信条があげられると思います。
ゼロタイムは「腕時計とはなにか」を自らの内で徹底的に問い直し開発する製品を通して我々自身のフィロソフィーを形にしたいと願っています。
ゼロタイムは2017年12月設立の東京郊外に拠点を持つ腕時計メーカーです。
2018年ダイアルに針のないファッションウォッチ ZEROO ARTを開発。同年8月よりに正式に販売をスタートさせました。
その後も意欲的に新たな腕時計開発に取り組み、2020年よりクラウドファンディングを中心に新作を発表しています。
溢れるように出てくる新しい時計のアイディアをひとつずつ形あるものにしてお届けすることに途轍もない喜びを感じています。
2017年12月 ゼロタイム株式会社設立
2018年5月 ZEROO ARTシリーズを発表
2020年8月 クラシック・ムーンフェイズIを発表
2020年10月 フルスケルトン・トゥールビヨン ZEROO T1をローンチ
2021年1月 クラシック・ムーンフェイズII C2をローンチ
2021年1月 スケルトン・メカニカルM1をローンチ
2021年3月 フルスケルトン・トゥールビヨン ZEROO T1+α & T2をローンチ
2021年5月 ダブルトゥールビヨンZEROO DT1をローンチ
「ゼロから時計を再構築する」をモットーにユニークな腕時計を開発を続けています。
2018年針のないファッションウォッチZEROO ARTシリーズを発表。2020年は前半にクラシックムーンフェイズ Iを。
2020年の10月、初めてのクラウドファンディングに挑戦。フルスケルトントゥールビヨンT1のMakuakeプロジェクトは、1週間でサポーター枠が完売する成功をおさめました。
ZEROO = ART x MODERN x CLASSIC
ZEROOブランドには、ART、MODERN、CLASSICという3つの商品カテゴリーがあります。
ARTとMODERNでは、個性的で大胆な商品開発を行いますが、CLASSICに属する商品群は、伝統と歴史を重んじ、常に立ち返るべき腕時計の原点に位置するもの、と考えています。ゼロから時計を再構築することを方針のコアに据え、高品質なものをお求め安い価格でお届けすることを追求してまいります。