ウォークマンに最高級「シグネチャーシリーズ」6年ぶりに登場 価格は40万円
ソニーは2月9日、ポータブルオーディオ製品の最上位モデル「Signature Series」(シグネチャーシリーズ)のウォークマン「NW-WM1ZM2」を発表した。店頭価格は40万円前後(税込)で3月25日に発売する。
ウォークマン「NW-WM1ZM2」2016年の「NW-WM1Z/NW-WM1A」以来、約6年ぶりとなるウォークマンのSignature Series。ストリーミングサービスの普及を受け、Androidを搭載した。Wi-Fi接続で「Spotify」などストリーミングサービスやダウンロードサービスを単体で利用できる。
最高の音質を求めるユーザー層に向け、DSDネイティブ再生(最大11.2MHz)やリニアPCM再生(最大384kHz/32bit)などハイレゾ音源再生に対応。JEITA規格の4.4mm径ヘッドフォンバランス出力端子を備えている。
設計は音質第一。従来より不純物を減らした無酸素銅製シャーシや新開発の高分子コンデンサーなど高価な部材をふんだんに使った他、CPUなどを搭載したデジタルブロックと音質を左右するアナログブロックの間は物理的に遮断し、音質への影響を最小限に抑えた。
ストリーミングなどの圧縮音源をハイレゾ相当のデータ量(最大192kHz/32bit)にアップスケールする独自の「DSEE Ultimate」はAI技術で進化。曲のタイプを自動判別して再現性を高めたとしている。
内蔵バッテリーで最長50時間の連続再生が可能。充電やデータ転送にはUSB Type-Cケーブルを使う。
内部構造。無酸素銅のシャーシを採用した新開発の高分子コンデンサー「FTCAP3」などを採用した基板背面