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働きやすい職場を増やそう 自分の家事仕事を時給換算すると?主婦の平均は「1639円」 嫌いな家事1位「食事の支度」、2位「部屋の掃除」

アイロボットジャパンは8月6日、「日常の家事に関する意識」に関するアンケートを発表した。調査は今年7月にインターネットで実施。全国の20代~40代の既婚女性600人から回答を得た。

日々の家事に時間が足りないと感じていることはあるかと聞くと「時間が足りないと感じている」と答えた主婦が57.7%で半数を超えた。特に、「大変足りないと感じる」と答えた有職主婦は40代で47%、30代で36%、20代で24%に上り、それぞれの年代で専業主婦の約3倍いることが明らかになった。

40代専業主婦は自分の時給は「1915円」と回答

画像はプレスリリースより

働きやすい職場を増やそう 自分の家事仕事を時給換算すると?主婦の平均は「1639円」 嫌いな家事1位「食事の支度」、2位「部屋の掃除」

夫に家事に参加してほしいかとの質問には、「できれば参加してほしい」(46.2%)が最も多く、「参加してほしい」(39.7%)と合わせて85.9%が夫の家事参加を望んでいると回答。「あまり参加してほしくない」(10.0%)「参加してほしくない」(4.1%)という声も少数だが挙がっていた。

家事における主婦の働きを時給換算するといくらに相当するかを聞くと、平均1639円との結果だった。年代別に見ると、40代専業主婦が最も高く1915円。一方で、30代専業主婦は1251円、20代専業主婦は1269円と答え、40代の主婦の方が自分の家事の時給換算を高く考えている傾向がわかった。

2017年度の賃金構造基本統計調査によると、パートタイマーの時給は1074円。主婦が家事に求める対価はパートタイマーの賃金の1.5倍以上だった。

家事の効率化方法「家族で家事を分担」「スマート家電の導入」

家事の”手抜き”に対するうしろめたさについて聞くと、「感じる」(10.2%)と「やや感じる」(36.7%)を合わせて、46.9%の主婦がうしろめたさを感じると答えた。以降、「あまり感じない」(38.7%)、「全く感じない」(14.4%)と続く。

嫌いな家事については、1位が「食事の支度」(23.5%)、2位が「部屋の掃除」(22.8%)、3位が「風呂掃除」(18.2%)だった。次いで、「アイロンがけ」(12.8%)、「食器洗い」(11.5%)、「ゴミ出し」(3.5%)、「買い出し」(3.3%)、「洗濯」(1.7%)だった。

掃除は夫婦どちらの分担であることが多いかを聞くと、「妻」が87.2%で圧倒的に割合が大きく、以降「その他」が7.7%で、「夫」はわずか5.2%に留まった。

現状の家事を効率的に改善するならどのような方法がよいと思うかについて、 最も多かったのは、「家族で家事を分担」(53.3%)。次いで、「スマート家電の導入」(33%)、「家事代行サービスの利用」(8.7%)と続く。

一番取り入れてみたいスマート家電を聞くと、「ロボット掃除機」(37.0%)が最多で、次に「食器洗い乾燥機」(21.3%)だった。一方で、14.3%の人が「取り入れたいとは思わない」と答えていて、スマート家電の必要性を感じない人も一定数いることがわかった。その他に、「フードプロセッサー」(5.2%)「オーブンレンジ」(4.2%)「衣類スチーマー」(3.8%)「電気ケトル」(1.3%)といった意見が寄せられた。