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アパートの1階はやめたほうがいい? 1階に住む際の注意点と知っておきたい防犯・害虫対策

1階はやめたほうがいいと言われるのはなぜ?

賃貸物件を借りる際には、1階よりも2階が好まれるケースが多く、実際に家賃に差が生まれていることもあります。

ここでは、なぜ1階を避けたがる人が多いのか、主なデメリットを通して見ていきましょう。

防犯性やプライバシーの問題

1階に住むうえで、どうしても気になるのは防犯性に関するポイントだといえます。

格子やブロック塀などで囲いがつくられている物件も多いものの、侵入のしやすさを考えれば、上階よりも不安が大きいのは確かです。

また、道路に面している立地では、部屋の中が見られやすいといったプライバシーの問題もあります。

特に女性の場合は、外に干している洗濯物への不安などもあるため、何らかの対策が必要となるのです。

日当たりや湿気の問題

窓のある方角や立地にもよるものの、上階と比べて日当たりに恵まれない1階では、冬場に寒いと感じられることが多いといえます。

また、地面の影響を受けやすいことから、湿気がこもりやすい面もあります。1階で快適な生活を送るためには、こまめな温度・湿度の管理が必要となるのです。

不快害虫の侵入リスク

上階と比べると、1階は外から害虫が入ってくるリスクが高い点もデメリットとなります。特に、湿気がこもりやすい環境下では、より侵入の可能性が高まるため、注意が必要です。

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欠点ばかりではない! 1階に住む4つのメリット

ほかの階と比べて1階はデメリットが注目されやすいものの、住むうえではいくつかのメリットもあります。両者を比較して、メリットのほうが大きいと感じた場合には、1階も十分に有力な選択肢となるでしょう。

ここでは、1階のメリットを4つ紹介していきます。

上の階に比べて家賃が安くなりやすい

1階の魅力は、2階以上と比べて家賃が安い場合が多い点にあります。同じ建物の部屋であっても、階数の違いだけで数千円以上の差が生まれるところもあるのです。

そのため、階数を妥協するだけでも、より恵まれた立地や設備の物件を選べる可能性があります。

階下への騒音・振動を気にする必要がない

1階のもうひとつの大きな魅力は、階下への影響を気にしなくて済むところです。

アパートなどの集合住宅では、どうしても足音による騒音・振動トラブルが生まれることがあるため、階下を気にせずに生活できるのは大きなメリットだといえます。

アパートの1階はやめたほうがいい? 1階に住む際の注意点と知っておきたい防犯・害虫対策

特に、部屋の中でも元気に走り回ってしまう小さな子どもがいる世帯には、大きなメリットとなるポイントです。

移動や荷物の搬入がラク

階段やエレベーターを使わずに済む1階は移動しやすいため、引越しやゴミ出しなどがラクです。

日常生活のなかで、大きな荷物や重たいゴミ袋などを運ぶ機会は意外と多いため、1階の利便性を感じる場面も少なくありません。

また、エレベーターの故障や災害などの緊急時でも、1階は高層階ほどの影響を受けずに済みます。さらに、地震による揺れの影響は高層階より小さいといったメリットもあります。

物件によっては専用庭がついていることも

物件によっては、1階の入居者用に広い専用庭が設けられていることもあります。管理規約の範囲内であれば、賃貸物件であってもガーデニングや家庭菜園などを楽しむことが可能です。

また、小さな子どものいる家庭では、安心して遊ばせられる空間として利用することもできます。

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1階に住むなら重要! 防犯性の高い部屋選びのポイント

物件の防犯性を左右する条件としては、階数以外にもさまざまなものがあります。ここでは、防犯性の高い部屋選びをするうえで、押さえておきたいポイントを見ていきましょう。

セキュリティ設備に目を向ける

セキュリティに関する設備としては、大きく分けて「オートロック」「モニター付きインターホン」「管理人の管理形態」の3点に注目することが大切です。

オートロックやモニター付きインターホンは、女性を中心に人気の高いオプションでもあり、不審者の侵入リスクを下げる有効な設備だといえます。

常駐、日勤、巡回、無人…管理人の管理形態

また、管理人の管理形態については、主に「常駐管理」「日勤管理」「巡回管理」「無人管理」の4種類があります。

常駐管理は、アパート内に住み込みの管理人がいる形態であり、急なトラブルがあれば夜間でも対応してもらえる可能性があります。

日勤管理は、平日9~17時などの決められた時間帯に管理人が駐在する管理形態。巡回管理は、毎週2~3日ほどの決められた曜日や時間帯に管理人が巡回する仕組みです。

また、無人管理は、管理人を置かず、監視カメラなどの設置によって管理する形態をとっている場合が多いです。

建物のつくりに目を向ける

セキュリティ設備とともに、建物のつくりも重要な判断基準となります。特に1階の場合は、内見の段階で侵入経路になりそうな箇所がないか確認しておくことが大切です。

また、ベランダ側がある程度人目につきやすいかどうかも、併せてチェックしておきましょう。

プライバシーの確保は重要であるものの、あまりにも人通りのない場所では、不審者の侵入リスクが高まってしまうため注意が必要です。

周辺環境に目を向ける

防犯性を考えるうえでは、建物の周辺環境も大切なポイントとなります。内見の際には、最寄り駅やバス停からのルート、周囲の街灯の数などもチェックしておくと安心です。

地域の治安に関する情報は、警視庁や自治体が発表している犯罪情報マップや交通事故発生マップにて、過去に犯罪や交通事故が発生した場所を地図上で視覚的に確認できます。

また、自治体ごとに発表されているハザードマップでは、洪水や津波、高潮、土砂災害、火山など、自然災害の発生リスクを調べることが可能です。

LIFULL HOME’Sのサービス「まちむすび」でも、自分が住みたい街(駅)の治安に関する情報などを見ることができます。あまりなじみのないエリアに引越す際には、事前に確かめてみるといいでしょう。

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住んでからのことも考えよう! 自分でできる1階の防犯対策

安心して生活を送るためには、実際に入居をしてからも防犯対策を心がけることが大切です。ここでは、自分でできる1階の防犯対策を見ていきましょう。

施錠を怠らないことが基本

警視庁の調査によれば、空き巣などの侵入事件の原因のほとんどは「無施錠」によるものとされています。

一戸建て住宅だけでなく、4階以上の中高層住宅、それ以外の住宅のすべてにおいて、鍵の無締まりが主な原因となっているのです。そのため、まずは玄関や窓の施錠を怠らないことが防犯対策の基本となります。

防犯グッズを利用する

手軽に防犯性を高める方法としては、「玄関や窓に市販の補助錠を付ける」「開口部にセンサーライトを付ける」「振動に反応するブザーを付ける」といったものが挙げられます。

購入してからすぐに利用でき、大がかりな工事も必要ないため、賃貸物件でも取り入れられる有効な防犯対策のひとつです。

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1階に住むうえで意識すべき害虫対策

1階に住むうえでは、防犯対策とともに害虫対策にも目を向けておきましょう。ここでは、入居前と入居後に分けて、具体的な害虫対策を紹介していきます。

入居前にしておくべきこと

入居前の状態によっては、害虫が潜んでいたり卵が産みつけられていたりするケースもあるため、家具を運び込む前に燻煙式の殺虫剤をたいておくと効果的です。

ただ、製品の種類によっては、火災報知器が反応するケースもあるため、事前に説明書に目を通してから使用しましょう。

また、外部から害虫が侵入しそうな経路があれば、きちんと補修を行うことも大切です。ドアや壁、床の隙間や網戸の破れを見つけたときには、不動産会社に連絡をして直してもらいましょう。

普段の生活で注意すべきこと

害虫対策の基本となるのは、生ゴミなどを放置せず、こまめに掃除を行うことです。害虫をおびき寄せてしまう可能性があるため、できるだけ清潔な状態を保ちましょう。

さらに、常に湿気対策を心がけることも重要なポイントとなります。特に湿度の高い梅雨の時季や、害虫の活動が活発になる夏場には、こまめな換気を行うことが大切です。

また、不快害虫の代表格でもあるゴキブリに対しては、ミントやハーブなどの芳香剤も一定の効果が期待できます。

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