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May

家電をめっちゃスマートにオンオフできるリモコンスイッチ - ケータイ Watch

 ソファでくつろいでいるときに、部屋を明るくしたい! でもいちいち立ち上がって電源オンするのはメンドイ! などと思うことはないだろうか。まあ、照明なんかだと赤外線リモコンで操作できるものがあるし、最近はスマートホーム用のデバイスを使えばその場でいろいろオンオフできたりもする。けれども、リモコンがいつも手元にあるとは限らない。スマートフォンのアプリを立ち上げるのもだるいし、スマートスピーカーに命令するのも回りくどい気がする。

 だったら、より素早く、確実に操作できるような物理スイッチの方が何倍も便利ではないか。そう思うあなたにおすすめしたいのが、「まごの手式フットスイッチ」である。コネクター部にオスとメスのAC端子があり、これをコンセントに接続したうえで、他の電化製品の電源ケーブルを上から差し込めば、ボタンを押すたびに電化製品の電源をオンオフできるようになる、というものだ。実にシンプル。

フットスイッチなのでボタンは大きめ、ストロークも大きめ電源コネクター部こんな風に他の電化製品を接続する

 手でも足でも押しやすい大きめのボタンで、一部がうっすら光って暗い場所でもどこにあるかがすぐわかる、という利便性も備える。そして、なんといっても高信頼の有線接続というのがポイントだ。ワイヤレスリモコンのような電池交換は不要だし、リモコン自体が迷子になってあたふたすることもない。Bluetoothなど2.4GHz帯の電波を使う機器だと電子レンジを動かしたときなどに動作不良を起こすことがあるが、有線ならそんな心配も(よほど強力な妨害電波を受けない限りはおそらく)ゼロだ。

家電をめっちゃスマートにオンオフできるリモコンスイッチ - ケータイ Watch

 あまり遠くからは操作できないのでは……と心配する人もいるかもしれないが、安心してほしい。この製品の電源ケーブルは2.5mあり、中間地点に電源コンセントがあるとすれば、最大で2.5m+電化製品のケーブルという、まあまあ遠くからのコントロールが可能となっている。長さが足りないなら電化製品を近づけるか、自分が近づけばいいだけだ(リモコンの意味)。

 ちなみに筆者がなぜこれを導入したかというと、室内サイクリング中にサーキュレーターを楽に手早くオンオフしたかったから。これまではスマート電源プラグにサーキュレーターを接続し、プラグに設けられたボタンでオンオフ操作していたのだが、自転車乗車時は手を伸ばしたときにギリギリ届くくらいのところにしか設置できなかったのだ(スマート電源プラグやコンセントを近くに寄せると汗がかかる可能性があるので)。

室内サイクリング中のサーキュレーターオンオフを手元で操作しやすくした

 しかし、この物理リモコンなら設置場所の自由度が高いので、より手が届きやすく、かつ汗がかかりにくいところに置ける。もともとがフットスイッチということもあって、手で押すときにはちょっと力を込める必要があり、音も「ガチャコン」と元気よく鳴ってしまうのがなんとなく昭和感を覚えるが、スマート電源プラグよりはある意味スマートな方法ではないだろうか。

 無線操作できるようにすれば家電が必ず便利になるとは限らない。何事も適材適所というのが大切なんだよなあ、と自分の中で結論付ける今日この頃である。電源ケーブルがわりと太く、堅めなことや、LED電灯を接続するとオフ時でもぼんやり光ってしまうことがあること、最大1000Wまでという点には気を付けつつ活用したい。

パッケージ裏側の注意事項はよく読んでおこう
製品名発売元店頭想定価格
まごの手式フットスイッチパナソニック1760円
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