04

May

日本の住宅にピッタリ - パナソニックのコードレススティック掃除機はハイパワー&長時間

パナソニックは7月20日、キャニスター掃除機に比肩する吸引力(最大吸込仕事率が約200W)を備えたコードレススティック掃除機「POWER CORDLESS」を発表しました。重要なパーツを開発しなおし、本体の素材にもこだわった新モデルは、パナソニックの意気込みを感じる製品です。さて、どのような掃除機になったのでしょうか。

「日本と欧米で暮らし方が異なり、室内のゴミも違います。当社は日本メーカーとして、日本の生活の変化に寄り添ってものづくりをしてきました」と、発表会の冒頭でパナソニックのアプライアンス社 ランドリー・クリーナー事業部 クリーナー事業統括、岡内理氏は述べました。

欧米の生活と日本の生活でわかりやすい違いは「土足」かどうかですが、実はそれ以外にも違いがあります。日本の家屋は、フローリング、じゅうたん、畳など、家の中で使われている床材がさまざま。また、隅や隙間が多く、ホコリや細かなゴミが溜まりやすいという特徴があります。同社では、こうした日本の生活に適した掃除機の開発を進めてきました。

一方、掃除機というカテゴリーに注目すると、現在はコードレススティック掃除機の人気が上昇中。同社の調査では、コードレススティック掃除機を使っている人は、時間も掃除面積も増えており、コードレススティック掃除機をメインに使って家中を掃除したいというニーズが高まっています。

必要なのは吸引力、長時間駆動、そして軽さ

コードレススティック掃除機で家中を掃除するために必要なことは、「吸引力」と「長い運転時間」です。

新製品「POWER CORDLESS」の最大吸込仕事率は約200W。これはキャニスターモデル並みの吸引力です。さらに、運転時間は自動モードで約18分~約40分、ロングモードなら最長約65分。これなら家中を掃除しても十分です。

日本の住宅にピッタリ - パナソニックのコードレススティック掃除機はハイパワー&長時間

このハイパワーと長い運転時間を実現するため、パナソニックはモーターと大容量リチウムイオン電池の開発に力を入れました。

POWER CORDLESSは、大口径モーターと、8本の大容量リチウムイオン電池で、「吸引力」と「長い運転時間」を達成しました。しかし、これには問題も。

というのも、モーターが大きくなって電池の本数が増えると、本体が重くなるんです。サッと気軽に使えるところがコードレススティック掃除機の魅力なのに、本体が重くては魅力が損なわれてしまいます。そこで、POWER CORDLESS本体に新素材を採用し、この問題を解決。ハイパワーでありながら質量は2.5kg(本体、ノズル、ヘッド含む)を実現しました。

隙間も壁際もキレイに掃除できるノズル

POWER CORDLESSを実際に触ってみたのですが、細かい配慮がされているノズルに感心。また、約20μmのゴミまで検知する「クリーンセンサー」があるので、目に見えない細かいゴミもキレイに掃除ができるのも嬉しいところ。ゴミがあると赤、きれいな状態では青に点灯して知らせてくれるのでわかりやすく、視力が弱っている実家の父などにすすめたい機能です。

【動画】音声が流れます。ご注意ください。細かいゴミが目地に入り込みやすい畳の掃除もスッとキレイに

【動画】音声が流れます。ご注意ください。絡みつきやすいじゅうたんのゴミもサッととれます

【動画】音声が流れます。ご注意ください。綿ボコリやハウスダストが気になるフローリング。細かいゴミをすっきり

パワーがあって連続運転時間が長く、使い勝手にも配慮しているコードレススティック掃除機「POWER CORDLESS」。発売は8月30日、価格はオープンですが、店頭予想価格はMC-SBU820Jが90,000円前後(税別)、MC-SBU620Jが75,000円前後(税別)です。

両者の違いは、MC-SBU820Jの本体色がホワイトで、ロングホースとスタンド式充電台を同梱すること。MC-SBU620Jの本体色はレッドで、ロングホースとスタンド式充電台は同梱されません。そのほかの付属品などは同じです。

パナソニックでは今後、POWER CORDLESSの体験会を量販店などで実施する予定なので、ぜひ実際に触って、吸引力を確かめてみてください。