一流はメンテすらも楽しむ! キャンプギアを「長生き」させる6つの手入れ
キャンプギアは丁寧な手入れで長持ちさえることが可能
キャンプ道具に限らず、クルマ、オートバイ、自転車、家電製品、ゴルフクラブ、スキー、スノーボード、釣り道具、靴、時計など、日ごろからしっかりとメンテナンスを施すことで寿命を延ばし、ベストなコンディションで使い続けることができる。ここではキャンプ道具にスポットを当て、簡単なメンテナンス術をレクチャーしたいと思う。【写真】初心者でもカンタンに火がつく! アウトドアで助かるチャコールスターターの使い方 大自然のなかで楽しむキャンプは楽しいものだが、過酷な条件下で使用するキャンプ道具には大きなストレスが掛かってしまうことは避けられない。しかし、楽しんだあとにしっかりとケアし、メンテナンスを施すことでキャンプ道具の寿命を延ばすことができる。お手入れするのは面倒……と思うかもしれないが、メンテナンスまでが「キャンプ」と考え、その手間を楽しんでほしい。
テントやタープは乾燥させてカビの繁殖を防ぐ
使ってそのまましまい込むとカビが発生する原因に……
キャンプの主役的存在でもあるテントやタープ。外側は夜露、内側は結露で濡れ、土やホコリで汚れてしまうのはキャンプ道具の宿命だが、湿気や汚れが付着したまま収納してしまうと劣化を早めることになる。 キャンプが終わったあとは収納袋には入れず、余裕のあるゴミ袋やトートバッグに入れて持ち帰り、汚れを拭き取ったあとに風通しの良い場所で陰干をしよう。汚れを拭き取る場合には薄めた中性洗剤を使い、固く絞った雑巾で優しく作業するのがコツ。強く擦ってしまうと防水・撥水効果を剥がしてしまうことになるので注意してほしい。 テントは外側だけなく内側も結露で湿っているため、表側が乾いたら、裏返して内側も乾燥させることも忘れずに。また、テント内には枯葉や土、お菓子のカスなどが溜まっていることも多いので、掃除機を使って取り除くことも重要な作業だ。同時にテントやタープのポール、ペグにも土や汚れが付着していることも多いので、汚れを拭き取ったあとに潤滑・防錆剤などを薄く塗布しておくことで劣化や錆びを防ぐことができる。 しっかりと乾燥させ、必要であれば防水スプレーなどを塗布した上で収納袋に入れて保管することがテントやタープを長持ちさせる秘訣。十分に湿気を取ることがカビの発生を防ぎ、衛生的なテント泊を約束してくれるのだ。