クルマのなかのお掃除にもグレイテストです「ダイソン DC61」
エクステリアの掃除は自動洗車機がありますし、カーコーティングを施工している車両ならたっぷりの水で洗い流すだけでもボディはツヤツヤで新車気分でいい気分になれますよね。
でも車内清掃は面倒です。カーペットに入り込んだゴミを取るには強力な掃除機が必要(手で1つ1つ取り除いていたらいくら時間があっても足りません)。ガソリンスタンドやコイン洗車場にある長~いホースの掃除機がいつも使えればいいけれど、週末ともなると自動洗車機上がりの車でプチ渋滞になっていることもしばしば。
「だから車内全体の掃除は、点検やメンテナンスのときにディーラーにやってもらってるんですよ」というのは、普段からギズモードを支えている株式会社メディアジーン ストラテジックビジネスユニットのシニアマネージャー、芹澤さん。スノボにサーフィンが大好きで子供も保育園っコだから、荷物が積めて車内が広くて燃費がよくて雪道にも強い国産の四駆の5ナンバーミニバンを愛車にしています。
「趣味の車じゃなくて道具としての車だから、気になったときにちょちょっと掃除するくらい」で、新車で買ってからのこの3年間、掃除には消極的だったそうで。
いやいや、人間中身も大事です。ココロがキレイじゃないといけません。クルマも外装だけではなく、内装もキレイにしたいところ。見えないところのゴミもちゃんと片付けたいものですよね。
...という理想を叶えるべく、効率よく短時間で車内の掃除を行うにはどういったアイテムを用意すべきでしょうか?
ギズモードのイチオシはダイソンのハンディクリーナー「DC61 モーターヘッド」です。「ダイソンの掃除機って室内用じゃないの?」と考えた皆さま。いえいえ、一道は万芸に通ず(by宮本武蔵)んですよ。
コードレスでコンパクト、いろんなツールが最初から付属しているので、広くて平たい場所はもちろん、狭くて入り組んだところ難なく届きます。また、ダイソン独自のデジタルモーターが強力な吸引力を生み出し、サイクロンが微細なホコリまでしっかり分離するから、強力な吸引力が続きます。そして繊維に入り込んだゴミや微細なホコリも逃さずにクリアビン内に捕えてくれます。もちろん普段は自宅や布団の掃除でせっせと活躍してもらい、週末の愛車掃除タイムのときにアウトドアで働いてもらうのがベストですね。
なお満充電時の「DC61」の駆動時間は20分間、ミニモーターヘッド常用時は17分間です。この17~20分間でミニバンの車内をどこまで掃除できるのでしょうか。
「DC74」でマンションを掃除したときに学んだのですが、掃除の基本は上から下。掃除中に落ちたホコリなどを、最後に床掃除することでまとめて吸引するのがコツです。なので最初はココから行きます。
フロントウィンドウの根元、そして4枚のパワーウィンドウを下げたゴム枠はホコリも砂も(そして花粉も)溜まりやすいところ。ここを隙間ノズルで掃除していきます。芹澤さんは「普段は手を拭くウェットティッシュで拭いている」そうですが、サッと拭いただけだと水分を含んだホコリ等が残ってしまいかねないので、先に「DC61」で掃除をしたいところですね。
吸引時間・1分ダッシュボードやドア内側の細部の掃除が主となるので、細身のヘッドを用います。エアコンルーバー(吹き出し口)はコンビネーションノズルのブラシ部分をつかって表面をなぞるように吸引します。
ルーパーの掃除が終わったらヘッドを隙間ノズルに交換。続いてグローブボックス、ドリンクホルダー、ドアポケットなどの細かい部分のゴミを吸引しましょう。ゴミやホコリが取り除けたらOK。ウィンドウ回りと同様にウェットティッシュで拭きあげましょうね。
吸引時間・2分(ここまで計3分)「普段3列目のシートは折りたたんでラゲッジルームとして使っている」とのことなので、運転席・助手席・センターシート(1脚)・ベビーシート(1脚)の計4脚の掃除に入ります。
ヘッドレストの隙間、背もたれの根元などの部位をコンビネーションノズルで掃除します(車種によっては隙間ノズルのほうがいいかも)。その上で、背もたれ、座面の平面部をミニモーターヘッドで掃除します。
「DC61」には吸引仕事率を高めるターボ強モードがありますが、今回は通常モードでも「おおっ! こんなにゴミがあったんだ!」と驚けたので、通常モードのみで掃除しました。
乗り降り時に足をかけるステップ部分、フロアマット、そしてフロアマットを外したところの床と、運転席&助手席の根元部分。これらの場所の掃除はコンビネーションノズルとミニモーターヘッドを使います。
ステップ部分はホウキで掃くようにコンビネーションノズルを動かしながら土&砂を吸い取ります。
次にフロアマットを外して、車外でミニモーターヘッドを使います。常に靴をのせておく場所なので、多くのゴミが奥底にまで侵入していることが多いのですが、隙間ができないようにミニモーターヘッドを押し当てると強烈な吸引力でもってマットの奥底まで入り込んだ髪の毛ですら逃しません。
最後にフロアマット下の床をコンビネーションノズルで掃除しましょう。数年来、まっっったく掃除をしていないというなら、ここもミニモーターヘッドを使ったほうがいいかも。
吸引時間・3分(ここまで計11分)「季節によって違うけど、普段からサーフボードまたはスノーボード、そしてベビーカーを積んでいる」ラゲッジルームを見ると、小さい白い塊が落ちていました。「あ、それはボードのワックスですね。そうか、こういうゴミが落ちているんだ」
車内の掃除はここで最後となるし、しっかりとやっちゃいましょうか。まずは荷物を全部降ろして、折りたたみリアシートの固定金具部分を隙間ノズルで掃除します。
そしてミニモーターヘッドでラゲッジルームの床、ウォークインスペース、センターシートの足下の掃除にとりかかります。さすがミニバンの床。広大な大地です。掃除のしがいがあるというものです。まだまだバッテリーは元気だし、何度も何度も行き来しながら掃除していたら。
「新車みたい! こんなに綺麗になるんだ!」と喜びの声をいただきました。こすれている部分の変色はさておき、カーペットはごろんと寝転がりたくなるほどにまで復元。ミニモーターヘッドの効果、すごいなー。
吸引時間・5分(ここまで計16分)車内の清掃を終えても、まだバッテリーが生きています。そこでエクステリア部になりますがフロントワイパーの下の部分も吸ってみました。砂が溜まりやすい場所なのでコンビネーションノズルの先端で掃き取りましょう。吸引力を上げたいときはブラシ部分を下げて先端をゴミに押しつければOKです。
なお今の季節にはありませんが、枯れ葉のような大きなゴミは、あらかじめ手で取るようにしましょうね。
吸引時間・1分(ここまで計17分)おつかれさまでした「DC61」。しかしミニバンの車内清掃も1回の充電でできるだなんて。実は充電1回ぶんだと無理かなと思って、予備の「DC61」も持ってきていたのですが出番はなく。オヤブン、やりおりますぜコヤツ。
これなら軽自動車もクーペもセダンも一回の充電で掃除しきれるでしょう。3ナンバーのミニバンだと厳しいかもしれませんが、こまめに掃除すればノープロブレム!
そして仕事の結果がこちら。砂、ほこり、砂利、草、枝、毛、ボードのワックス、お菓子のカケラなどなどより取り見取り。「ちょっと! 恥ずかしいから公開しないでよ!」と言われましたがすみません。
でも車両点検時にディーラーで掃除をしてもらっていたとしても、これだけのゴミがでてくるものなんですね。目には見えないアレルゲンのことも考えれば、やはり強力なクリーナーを使った自宅での定期的な車内清掃は欠かせないものといえるでしょう。
車内清掃は、最後まで吸引力が変わらない、ダイソンの独自のテクノロジーが生きるシーンの1つ。全長が短く、軽量でコードレスだから狭い場所でも使いやすいし、掃除する場所に合わせて適切なヘッドを使い分けられるから掃除時間も短くてすみます。
自分のクルマだけではありません。社用車を持つ会社にとっても「ダイソン DC61 モーターヘッド」はマストな掃除グッズですよ。さあ、奥さん or 経理の許可をもらいにいきましょうか。
source: ダイソン
(武者良太)