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生きるロボットと共存? 実現可能性の高い「未来の科学技術」10選

生きるロボットと共存? 実現可能性の高い「未来の科学技術」10選

 生きるロボットと共存? 実現可能性の高い「未来の科学技術」10選

ここ数年は誰もが辛い思いをしてきましたが、だからといってすべてがこのまま下降線をたどるわけではありません。生きるロボットと共存? 実現可能性の高い「未来の科学技術」10選私は愚かな楽観主義者かもしれませんが、この記事に挙げたテクノロジーとトレンド10選のおかげで、私は未来に純粋な希望を抱くことができます。未来には、多くの死や環境破壊を伴う2020年代のビジョンでなく、浮遊都市や喋るロボットが登場する50年代の希望に満ちたSFビジョンに住むことになるかもしれません。目次1. 代替エネルギーの価格が急落2. mRNA ワクチンとパンデミックの終息3. 自動運転車の発展4. 絶滅種の復活5. 生きているロボット6. 人間の動きを介助するロボットエクソスケルトン7. パーソナル・ジェットパック8. 仮想空間や拡張空間の感覚を肌で感じられるフルボディスーツ9. 家庭で健康チェックできるスマート家電10. 持続可能な製法で作られたウォッカや眼鏡

1. 代替エネルギーの価格が急落

太陽電池や風力発電は今にはじまったことではありませんが、この10年間で重要な転換点を迎えました。それは、太陽光や風力による発電が、化石燃料による発電よりも安価になったということです。これは画期的なことです。というのも、風力や太陽光発電所を建設し、再生可能エネルギーを導入するよう人々を説得するのに、公的な補助金や人々の善意に訴える必要がなくなったからです。その代わり、人々は貪欲でありさえすればよく、貪欲さはあり過ぎるぐらい豊富な天然資源です。何よりも素晴らしいことに、風力や太陽エネルギーの生産コストは、今後も下がり続けるでしょう。

2. mRNA ワクチンとパンデミックの終息

世界的なパンデミックに明るい兆しがあるとすれば、それはワクチンが展開する速さです。ファイザー社の新型コロナウィルスのワクチンは、多額の公的資金で助成され、数十年にわたる研究の成果を背景に、FDAから完全に承認された最初の「メッセンジャーRNA」薬となりました。もちろん、これが最後になることはないでしょう。実験室でつくられたRNAを使って、人間の免疫システムに特定の脅威への対応を「教える」という進歩は、エイズ、心臓病、がん、さらには老化現象など、さまざまな病気の予防や治療に無限の可能性を秘めています。さらに、新しいワクチンのこの開発速度は、次のパンデミックを世界的な規模になる前に食い止める鍵になるかもしれません。