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正社員で共働き夫婦、住居費を大幅削減できたワケ。なんと月収の7割を貯める月も

給料が上がらないのに物価は上がるばかりの世の中で、’22年の家計改善がカギとは? 世帯年収1000万円の家計簿でわかった「共働き×副業×投資」の“3本の矢”を徹底解剖。今回は夫婦で資産運用している「成功家計」を大公開する!⇒【表】家計の内訳

 正社員で共働き夫婦、住居費を大幅削減できたワケ。なんと月収の7割を貯める月も

なんと月収の7割を貯める月も!あと7年でFIREも可能に

「家計で意識しているのは貯蓄率ですね。平均すると月収の50~60%ほどで、ボーナスなど臨時収入が入った月だと70%を超えることも。毎月40万円は運用に回すことを目標にしているんです」 そう語るのは、福岡県在住の森田さん夫妻(仮名・共に30代)だ。夫の翔太さんと妻のみすずさんは正社員の共働き(現在、奥さんは育休中)で、世帯年収は手取りで1300万円ほど。月の収支のプラス分はインデックスファンドを中心とした投資に回し、資産は6年で4000万円を突破した。「このまま年利5%運用を続ければ、あと7年ほどで資産1億円を達成してFIREも可能になる見込みです」(みすずさん)

住居費を大幅削減

ただ、十分な収入があるとはいえ、月収の7割を貯蓄に回すのは容易なことではないが……。「住居費を大幅に減らしたインパクトが大きいですね。実は3年前、夫婦で会社の転勤制度を利用して東京から移住したんです。 普通の移住だと現地で仕事を探さないといけないし、おそらく給料も下がるでしょうが、転勤なら給料は変わらずに家賃補助や引っ越し代まで支給される。運よく夫婦揃って福岡への転勤希望が通り、月の住居費を4分の1に下げられました」

固定費を徹底的に削減

また、福岡はコンパクトシティと言われるだけあり、「移動に車は不要です」(翔太さん)という。「不要な保険もすべて解約し、固定費を徹底的に削減しています」 ほかにも、さまざまな「生活費の最適化」が行われている。「決済はほぼキャッシュレスにして楽天経済圏もフル活用。携帯は格安SIM、収支はマネーフォワードで記録しつつ、データ集計は夫がエクセルで集計しています。それなら無料機能だけで済んで年会費が浮きますから(笑)。 お互いのお金は1円単位で把握していますね。ただ、我が家のモットーは『メリハリのある支出』なんです。家事を効率化させたいので食洗機やドラム式洗濯機、ロボット掃除機も買いましたし、食費は10万円と少し高めなのですが、これも宅配サービスを効率化の一環と割り切ってよく使っているからです」 最新調理家電も購入、時短調理も実践中で「お金もかかりましたが、結果、大正解!」と奥さんもご満悦という。